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プラトン入門のようなものを期待すると、戸惑う内容ですが、著者の考える死、恋、政治、イデアという各テーマについて、ギリシャ神話や歴史に題材を取りながら展開し、プラトンの思想を紹介するいく思索の書ですね。
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プラトンの思想とその背景について、筆者が用意した各テーマ(恋、死、政治、イデア)で考察がなされている。所々で解説などはつくが、もっと簡易な入門書でプラトン思想について学んだ後に読むのがベター。巻末のプラトン著作解説、プラトン年譜は大変有用。
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130727 中央図書館
ずいぶん古い本。岩波新書でプラトンといえば今は赤版の藤沢のほうが普通なのかもしれない。
プラトンの思想についての本なのか、プラトンをだしにしたギリシャエピソードのエッセイ(それも斎藤の気ままでのトピック選択)なのか不分明。すくなくともストレートなプラトン哲学の入門書ではない。
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プラトンとギリシャ神話との関係についての言及が他のプラトンについての書に比べて多い書。
プラトンに関わる古今東西の様々な賢人たちの注釈や意見から、いかにプラトンが読まれてきたのか、勉強されてきたのかがわかる。
また、
ソクラテスの生き様に見える、
死よりも恥を恐れる態度は、
実はホメロスのイリアスにも現れており、
ホメロスがいかに多く読まれていたかということが、実は現れているのだろうということが、新たな洞察として見えた。
プラトン研究に神話の切り口から役立つ書。