紙の本
刺しつ刺されつ刺し向かい
2021/08/31 22:51
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究者として大学に勤務するだけでなく、
変死者の死因究明にも10年以上
従事した法医学者が著した、
怖いもの見たさゴコロを刺激する本です。
死体の種類について詳説されているだけでなく、
傷の種類が、犯罪の起きた状況に絡めて
詳しく解説されているくだりは、
素人なりに興味深く読めます。
ただし、2021年時点で、
50年以上前に出版された本なので、
内容がどの程度、法医学の現状に
通用するのかは、分かりません。
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その名の通り、法医学(裁判に必要な資料作成としての医学)について書かれた概論書。
内容としては死因の特定、損傷と凶器、自殺と他殺、受傷の時期、死後の経過、死体の個人識別、民事裁判における法医学など、本当に概論的にざっとまとめてある。
サスペンス系のトリックの参考になるかと。
中公新書刊。
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[ 内容 ]
[ 目次 ]
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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内容はもう古くなってしまっています。
きっと今は科学的なものも
広まっているでしょうし…
ですが、死体の状況を一つとっても
とても複雑で、それを見ると
どれぐらい時間がたっているか推測できるのも
またすごいなと思いました。
それと同時に、人が生きるのをやめたとき、
というのはとてもはかないものなのですね。
死により、物になり、
そして自然の摂理により、腐敗し、分解される…
一つだけ、女性にとっては
怖いものがあります。
体は大事にしないといけないものですね。
(実際に手遅れになれば、それで命を落とします)
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奥付1966年初版、1991年36版を重ねたロングセラー。法医学者・上野正彦氏の著書を読んで、法医学に興味を抱いたころに初読み。東京都監察医務院でも上野氏の先輩にも当たる著者の書きぶりは、法医学教室での講義のように、目の前の死因不明の遺体を、いかに医学的に説明できるかに論点が置かれているように感じた。札幌医科大学教授になってからの、北海道での検死の事例紹介が興味深い。