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トヨタ生産方式 脱規模の経営をめざして みんなのレビュー

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みんなのレビュー117件

みんなの評価4.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

12人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/01/02 11:51

人は石垣、人は城。自分の城は自分で守れ!

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年、トヨタはGMを抜き去り間違いなく世界一のスーパーカンパニーになることだろう。トヨタが何でこんなに強いのか。それはトヨタが無駄を廃し徹底的にコストダウンをはかるトヨタ生産システムを構築し、それを今も日々進化させているからだ。トヨタ生産システムの原点は人間尊重にある。従業員に如何に楽をさせるかという愛情がその哲学の中心を占めている。従業員に楽をさせるというと、すぐ勘違いして「さぼり」を連想するが、これは大間違いである。短期的にはスーダラ働くことは確かに楽だ。しかし中長期的には社員のスーダラは会社そのものの競争力を喪失させ、最後は人員整理、大量解雇という形で従業員そのものに返ってくることになる。これを知り抜いているトヨタは、だからこそ従業員の甘えを許さない。人間だれしも弱いもので、ちょっと目を離すと会社の金をくすね、さぼり、スーダラ過ごしたくなるものだ。しかしこれを認めると組織全体が腐り始め、すごい腐臭を放つようになる。労働組合の天下となって組織全体が市長も巻腐りきった大阪市の腐臭はすでに東京にまで臭ってきている。世界一のスーパーカンパニーに上り詰めようというトヨタと、これから大整理が始大阪市の差を、労働組合の連中はよくわきまえてもらいたい。また、この手の労働組合の連中は、よく「トヨタの繁栄は下請け企業の犠牲の上に成り立っている」などという嘘を平然としていうが、馬鹿も休み休み言ってほしい。トヨタの下請け企業の利益率はトヨタをも上回るもので日産やマツダよりも数段上なのだ。トヨタは自身の利益を押さえても部品メーカーを繁栄させているのだ。嘘を言う前に事実をきちんと調らべてから発言するなり書評を書くなりしてほしいものだ。それにトヨタは系列部品メーカーのみならず、地元経済全体を栄えさせている。名古屋市のにぎわいをみよ。大阪市にはついぞみたことのない繁栄がそこにある。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2001/10/16 19:28

発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブル

投稿者:松山 真之助 - この投稿者のレビュー一覧を見る

■<ワン・チョット>
 「必要なものが、必要なときに、必要なだけ… JIT。」

■<モウ・チョット>
 大量生産によるコストダウンを図ったフォードに対し、多品種少量生産(=多様化)にも効率的に対応できるトヨタ生産方式は、本書の著者である大野耐一氏(故人)が作りあげた日本が誇る生産マネジメントである。

 当初は大野方式とよばれた「ムダを徹底的に省く生産方式」は、いまやトヨタ生産方式となり、日本をはじめ世界の多くのメーカーでも取り入れられている。kanbanが英語の辞書に載るくらいである。

 本書は、その生産方式の要諦と真意を、発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブルともいえる本である。初版はなんと23年前。

 オーノイズム(大野方式)は、ムダを徹底的に排除する仕組みを、逆転の発想で提示したところに特徴がある。ムダには、在庫のムダ、動作のムダ、不良品をつくるムダ、運搬のムダなど様々なフェーズにあるが、もっとも重要視したのが「在庫=すなわち作りすぎのムダ」である。そこから「後工程が前工程に取りに行く」というかんばん方式が生まれる。

 「“かんばん”によって“つくり過ぎ”が完全に押えられるので、余分の在庫を持つ必要もなく、したがって余分の在庫を持つ必要もなく、倉庫もその管理人も不要であり、無数の伝票類をまきちらすこともない。」のだ。ジャスト・イン・タイムだ。

 TOCの原理を物語で示した『ザ・ゴール』にもムダな在庫はいけないことだと気付く場面がある。「在庫は、B/Sでいうと仕掛資産に入っているが、財産としてみるところに、そもそも間違いがあるのだ…」というところに新鮮な印象を受ける。

 大野方式のコンセプトのユニークさとともに、トヨタ自動車創業の歴史やフォードの歴史もみえ、なかなか面白い内容の本だ。

 現トヨタ社長の張氏は、大野氏のまな弟子だという。現在のトヨタの源流を本書でみて見よう。
 

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117 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人は石垣、人は城。自分の城は自分で守れ!

2006/01/02 11:51

12人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年、トヨタはGMを抜き去り間違いなく世界一のスーパーカンパニーになることだろう。トヨタが何でこんなに強いのか。それはトヨタが無駄を廃し徹底的にコストダウンをはかるトヨタ生産システムを構築し、それを今も日々進化させているからだ。トヨタ生産システムの原点は人間尊重にある。従業員に如何に楽をさせるかという愛情がその哲学の中心を占めている。従業員に楽をさせるというと、すぐ勘違いして「さぼり」を連想するが、これは大間違いである。短期的にはスーダラ働くことは確かに楽だ。しかし中長期的には社員のスーダラは会社そのものの競争力を喪失させ、最後は人員整理、大量解雇という形で従業員そのものに返ってくることになる。これを知り抜いているトヨタは、だからこそ従業員の甘えを許さない。人間だれしも弱いもので、ちょっと目を離すと会社の金をくすね、さぼり、スーダラ過ごしたくなるものだ。しかしこれを認めると組織全体が腐り始め、すごい腐臭を放つようになる。労働組合の天下となって組織全体が市長も巻腐りきった大阪市の腐臭はすでに東京にまで臭ってきている。世界一のスーパーカンパニーに上り詰めようというトヨタと、これから大整理が始大阪市の差を、労働組合の連中はよくわきまえてもらいたい。また、この手の労働組合の連中は、よく「トヨタの繁栄は下請け企業の犠牲の上に成り立っている」などという嘘を平然としていうが、馬鹿も休み休み言ってほしい。トヨタの下請け企業の利益率はトヨタをも上回るもので日産やマツダよりも数段上なのだ。トヨタは自身の利益を押さえても部品メーカーを繁栄させているのだ。嘘を言う前に事実をきちんと調らべてから発言するなり書評を書くなりしてほしいものだ。それにトヨタは系列部品メーカーのみならず、地元経済全体を栄えさせている。名古屋市のにぎわいをみよ。大阪市にはついぞみたことのない繁栄がそこにある。

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紙の本

五回の「なぜ」を繰り返せ!

2003/10/26 22:14

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yurippe - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、いうまでもなく経営学を学ぶ人にとって必読の古典です。英文学を学ぶ人にとってのシェイクスピアといったところでしょうか。世界中のメーカー経営者が手本と仰いだトヨタの“かんばん方式”について、生みの親である著者が記した本書は、しかし、単なる「経営学の古典」という枠組みを越えた、普遍の哲学書であるともいえると思います。

ソニーの会長兼CEOの出井さんも、自著のエッセイ『ONとOFF』において、トヨタの工場を見学したくだりで、その「品質に対する執念」に賛辞を捧げています。トヨタ生産方式の誕生から約五十年。世界に冠たる企業のトップたちが、いまだに一目も二目も置くトヨタ生産方式は、ただの生産ノウハウに留まらない奥深さを感じさせます。

「ジャスト・イン・タイム」「かんばん」「自働化」など、トヨタ生産方式の基本思想である“徹底したムダの排除”を表すキーワードはいくつかありますが、ここではそれらの根幹をなす「五回のなぜ」に注目したいと思います。以下は、長くなりますが文中からの抜粋です。

 一つの事象に対して、五回の「なぜ」をぶつけてみたことはあるだろうか。言うはやさしいが、行なうはむずかしいことである。たとえば、機械が動かなくなったと仮定しよう。
(1)「なぜ機械は止まったか」
  「オーバーロードがかかって、ヒューズがきれたからだ」
(2)「なぜオーバーロードがかかったのか」
  「軸受部の潤滑が十分でないからだ」
(3)「なぜ十分に潤滑しないのか」
  「潤滑ポンプが十分くみ上げていないからだ」
(4)「なぜ十分くみ上げないのか」
  「ポンプの軸が摩耗してしてガタガタになっているからだ」
(5)「なぜ摩耗したのか」
  「ストレーナー(濾過器)がついていないので、切粉が入ったからだ」
 以上、五回の「なぜ」を繰り返すことによって、ストレーナーを取りつけるという対策を発見できたのである。「なぜ」の追求の仕方が足りないとヒューズの取り替えやポンプの軸の取り替えの段階に終わってしまう。そうすると、数ヶ月後に同じトラブルが再発することになる。—中略—
 五回の「なぜ」を自問自答することによって、ものごとの因果関係とか、その裏にひそむ本当の原因をつきとめることができる。
(文中より)

地道に「なぜ」を繰り返し、根本的な問題解決の方法を探る態度の積み重ねが、他社に追髄を許さない高品質のトヨタを作り上げました。

モノづくりの生産現場のみならず、学問、仕事、人間関係、スポーツ、芸術…。根本的な真理、解決方法を求める「五回のなぜ」の問いは、あらゆる場面に応用できます。本書に出会ってからずいぶん経ちますが、困難な場面ではいつも「五回のなぜ」に助けられています。

このたびの、三菱自動車製品の脱輪事故多発や過去のクレーム情報隠蔽など、一連の三菱不祥事を耳にして、ふと、本書を思い出しました。

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紙の本

発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブル

2001/10/16 19:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松山 真之助 - この投稿者のレビュー一覧を見る

■<ワン・チョット>
 「必要なものが、必要なときに、必要なだけ… JIT。」

■<モウ・チョット>
 大量生産によるコストダウンを図ったフォードに対し、多品種少量生産(=多様化)にも効率的に対応できるトヨタ生産方式は、本書の著者である大野耐一氏(故人)が作りあげた日本が誇る生産マネジメントである。

 当初は大野方式とよばれた「ムダを徹底的に省く生産方式」は、いまやトヨタ生産方式となり、日本をはじめ世界の多くのメーカーでも取り入れられている。kanbanが英語の辞書に載るくらいである。

 本書は、その生産方式の要諦と真意を、発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブルともいえる本である。初版はなんと23年前。

 オーノイズム(大野方式)は、ムダを徹底的に排除する仕組みを、逆転の発想で提示したところに特徴がある。ムダには、在庫のムダ、動作のムダ、不良品をつくるムダ、運搬のムダなど様々なフェーズにあるが、もっとも重要視したのが「在庫=すなわち作りすぎのムダ」である。そこから「後工程が前工程に取りに行く」というかんばん方式が生まれる。

 「“かんばん”によって“つくり過ぎ”が完全に押えられるので、余分の在庫を持つ必要もなく、したがって余分の在庫を持つ必要もなく、倉庫もその管理人も不要であり、無数の伝票類をまきちらすこともない。」のだ。ジャスト・イン・タイムだ。

 TOCの原理を物語で示した『ザ・ゴール』にもムダな在庫はいけないことだと気付く場面がある。「在庫は、B/Sでいうと仕掛資産に入っているが、財産としてみるところに、そもそも間違いがあるのだ…」というところに新鮮な印象を受ける。

 大野方式のコンセプトのユニークさとともに、トヨタ自動車創業の歴史やフォードの歴史もみえ、なかなか面白い内容の本だ。

 現トヨタ社長の張氏は、大野氏のまな弟子だという。現在のトヨタの源流を本書でみて見よう。
 

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2005/08/23 22:49

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2006/06/18 17:38

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2007/05/21 23:43

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2007/11/01 12:29

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2008/03/12 08:15

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2009/03/22 20:14

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2009/03/22 22:46

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1978/05/01 21:49

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2009/06/01 00:19

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2009/12/26 21:34

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