投稿元:
レビューを見る
彗星衝突の危機が迫っているというのに、みんな自由で、好き勝手で、それでもなんとか、冒険をしていくさまが、面白いですね。
DVDも同じく、面白いです。DVDと原作、どっちを先に見ても良いと思います。
MVP:じゃこうねずみさん
投稿元:
レビューを見る
ムーミンシリーズも全部読んでみると、相当な冒険ものです。
彼らはカバでもなくナニカの動物でもなく『妖精』。
葉っぱの下に隠れるほどに小さな妖精達なんです。
だから些細な雨や風も彼らには大事なんですよね。
力を合わせて一生懸命生きている姿が大好きです。
投稿元:
レビューを見る
ムーミンシリーズでは、最初期に書かれたものですね。なのでここでムーミンとスナフキンやスノークのお嬢さん(僕にとってはフローレンス、人によってはノンノンですな)との出逢いも描かれています。
彗星がやってきて地球滅亡の危機だというのに、あくまでマイペースな彼らが素敵です。個性が強く取っ付きにくいはずなのに、愛おしく感じてしまうのは何故でしょうな。どんな危機が迫ろうと、家に帰ればママが何とかしてくれる、パパがいるから大丈夫というムーミンのセリフに、この作品の根幹となるものを感じました。
投稿元:
レビューを見る
これがシリーズ第一作目。
スナフキンやノンノンとも初めて逢う。
彗星がぶつかるというのに、
ムーミンママの落ち着きぶりに脱帽。
今度3D映画化らしい。
投稿元:
レビューを見る
ムーミンシリーズで1番好き。
大好きなスナフキンとの出会いも。
スノークとスノークのおじょうさんも。
投稿元:
レビューを見る
彗星の地球接近により、水が干あがった海底を竹馬で歩くムーミン達の光景が忘れられない。ものすごく好きです。
あの挿絵の部分の、原画を見るだけでも見たい…
それに、スニフと子猫は印象的。
投稿元:
レビューを見る
アニメ版ムーミンもさほど真剣には観たことがない KiKi ですが、ムーミンと言うと何となく「ほのぼの」という印象が強くあります。 これはあのちょっぴり間延びしたような味のある「アニメ主題歌」の功績だと思うんですけどね(笑) で、これは児童書だし、シリーズ名も「ムーミン童話全集」だし、読み始めるまでは「ほのぼの」「明るい」「暖かい」という先入観があったのですが、第二章でいきなりそんな KiKi の勝手なイメージは覆されました。 な、な、なんと、彗星が地球に衝突して、地球が滅びるというお話なんですよ、これが! で、そんな一大事だと言うのにムーミン・パパは地球の未来を息子に託すが如く、ムーミン・トロールとそのお友だちのスニフに真実究明の旅を申し付けるという、これまた無鉄砲なお話で・・・・・。
じゃあ、その緊迫感でグイグイ引っ張っていくお話なのかと思いきや、あと数日で地球が滅びるかもしれないという未曾有の危機の中、どこかマイペースな登場人物(?)たち・・・・・ ^^; 舞台設定だけは緊迫感があるものの、その描写もどこか「のほほん」としているし、まして登場人物たちの言動には危機感の欠片も感じられません。(笑) でもね、ものすごく不思議なのはこのアンバランスさが案外心地よいんですよね~、これが。 普通だったら単なる「嘘っぽさ」だけが目立ち鼻白んじゃってもおかしくなさそうなところが、そうじゃない。 その鍵はやっぱりT.ヤンソンの秀逸なイラストと、彼らが交わす会話にある種の哲学的な何かが含まれていることだと思うんですよ。
(全文はブログにて)
投稿元:
レビューを見る
ムーミンの童話シリーズ第2弾。
ある日ムーミン谷に嵐がくる。
翌朝も晴れない空をみて、ムーミンと友達のスニフは、スナフキンという放浪の旅人も仲間に加え、その原因を調べに山のてっぺんの観測所へおとずれる。
そして、すべての天変地異は『彗星』がムーミン谷に近づいているせいだということが判明したのだった。
ムーミンの親友『スナフキン』やガールフレンド『スノークのおじょうさん』の初登場作品。
だんだんとちかづいてくる彗星、それにおびえるムーミン谷のひとびとの心細さが伝わってくる。
投稿元:
レビューを見る
ムーミンシリーズの第1作。
ムーミン谷に近づいてきた彗星のことを調べるために、おさびし山の天文台に向かうムーミンとスニフ。途中で出会ったスナフキンやスノーク、スノークのおじょうさんと仲良くなり…
ムーミンの悪口のセンスが最高にcool
「おまえは死んだ豚の昼寝の夢みたいなやつだな!」
投稿元:
レビューを見る
ムーミンシリーズ1作目。彗星から逃げ惑うムーミンと仲間たち。
「彗星って、ほんとにひとりぼっちで、さびしいだろうなあ…」
「うん、そうだよ。人間も、みんなにこわがられるようになると、あんなに、ひとりぼっちになってしまうのさ」
投稿元:
レビューを見る
終末の気分ただよう中 さまようムーミンたち。
彗星が落ち
世界は破滅するだろう
病葉の暗色ただよう
終末に
ひたすら
さまよう
ムーミンたち
しずんだ空気も
ここちよく
大人になったからこそ
ひたりこめる幻想
ムーミンシリーズでどれか一冊だけ選ぶとしたら、うーん、これかなあ、と。
かなり暗鬱。
でもここちよくもある。
ムーミンのお話全体に共通する雰囲気ではあるでしょう。
しずんでて、落ち着ける、とてもすごしやすい、いい世界です。
案外お子様向きと言いにくいかもしれない。
主人公たちの行動原理もどことなく子どもじゃない。
大人になってこそ、ひたりこめるのかもしれない。
子供の頃読んでそれっきり、という人たちには、もう一度読んでみることを、とてもおすすめします。
スナフキンやスノークのお嬢さん(後述のアニメではフローレン)など主要なキャラとはこの話の途中で出会います。
アニメ「楽しいムーミン一家」(TV東京系列やったかな?)はかなり原作の雰囲気を出していた(冒険編になるまでは)。
たぶん、岸田今日子さんの声で有名な最初のアニメよりもデキそのものはいい。
投稿元:
レビューを見る
彗星が近付くにつれて、荒れはてていく世界の描写がとてもクリアで、淡々としている。その視線はdefensiveでもoffensiveでもなくて、あくまで中立。
ムーミンやそのほかのキャラクターの反応もとてもシンプル。彗星を恐れて、不安を感じているけれど、それは小さなものたちの頭と心で感じられる範囲の話。だから時にはダンスをしたり、歌を歌ったり、と目前の楽しみに耽ることができる。
彗星が4日後に地球に激突する、と知ったときには、私もこのムーミン達のように静かに大騒ぎができるだろうか。
ある意味、状況的には映画の「アルマゲドン」と全く一緒だけれど、この温度の低さ。アメリカとフィンランドの違い、と片づけてしまうのは簡単すぎ?
投稿元:
レビューを見る
絵本だと思っていたら大間違い
結構ボリュームのある内容の本でした。
個性豊かなムーミン谷のメンバーが
これまた
個性豊かな言動を繰り返す
発想がすごいよね
個性もすごいよね
なんか
物語の内容自体は
すごくたいしたこと無いんだけど(笑)
各々の言動に引き込まれたり
うなったりします。
外国の本だから
ちょっと共感できない部分もありつつ
でも
なんか
優しかったり
わがままだったり
可笑しかったり
今思い出しても
なんだか
のほほんとします。
もうちょっと
絵が多くて
大きかったら良かったな
投稿元:
レビューを見る
講談社文庫では楽しいムーミン一家、ムーミン谷の彗星という順で刊行されているけれど話の流れではこちらのほうが前の話。
ムーミン谷のイメージって、ネコの肉球のようにぽよぽよしてるものだったけれど、このお話はガラリと変えさせた。
お話全体に漂う退廃的な空気がとても子供向けファンタジーには思えないれど、そこがとても良かった。
個人的には楽しいムーミン一家より好き。
投稿元:
レビューを見る
小学生の頃に読んだムーミン。
あの頃はニョロニョロが好きだった。
スニフを探しにいくムーミン、素敵だなと思う。
世界がぐちゃぐちゃにされてしまうはずなのに「ママ」が何とかしてくれるって思うのは果たしてどうなのかしら。
黒い雨について、先輩にすすめられて、気になって。
P51「ぼくは、見るだけにしてるんだ。そして、立ち去るときには、それを頭の中へしまっておくのさ。」
P154「彗星って、ほんとにひとりぼっちで、さびしいだろうなぁ……」