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日本霊異記 上(講談社学術文庫)

日本霊異記 上 みんなのレビュー

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紙の本

万葉集や日本書紀とは全く異なった日本古代の世界観

2016/02/23 21:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Shigenobu Fujioka - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良時代の終わりから平安時代の初めにかけて書かれた、日本で初めての仏教説話集。
作者は、薬師寺の僧侶だが、正式な僧ではなく、妻も子供もあり、半俗半僧だった。
内容も、奇怪な話や不思議な話が多い。
万葉集や古事記、日本書紀とは全く異なった、日本古代の世界観がこの本には書かれていて、興味が尽きない。

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紙の本

奇怪な話、事始め。

2011/03/09 23:02

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本最古の説話集。奈良時代末から平安初期というから、1200年前の物語集であり、伝えられている説話はさらに4世紀遡る。収集されているものの多くは「今昔物語集」にも採録されている。これらを、素朴な物語たちとして楽しむことはできる。
ただ当時の伝承を集めただけだとしても、グリム童話やカルヴィーノのイタリア民話集のように、語り手の個性や思想は滲み出ざるを得ないのだが、特にこの作者景戒には明確な意図があって、それは郷土愛でも文芸志向でもなく、ひたすら仏教の布教のためだったというところにある。その熱意は純粋で、たぶん当時において最も体系立った道徳規範として仏教を見ていることから来るのだと思う。
道徳と行っても、因果応報ということが中心で、善行とは三宝(仏、法、僧)を敬うことと、範囲は狭い。そのために、仏教伝来以前のエピソードも、因果応報の原理を説くためにいささか強引とも思える流れになってたりして、だがそれが嫌みではない。作者の真摯な人柄ゆえかもしれないし、ともかくもそれで人々がいくらかなりとも幸せになるという考えから来ているためでもあるだろう。
作者が実際に人々を前にして語った説教でもあるらしく、とにかく聞き手(読み手)に伝わるようにという意欲の感じられる文のように思える。冒頭の、雄略天皇に命じられて雷を捕まえてくる話など、痛快な面白さで、むしろこれで掴みはOK的な構成かもしれない。信仰の世界の話になっても、強力の女や、鷲にさらわれた子供の話なども、まだ原始的な驚異に満ちている。それが時代を下るにつれて、法華経を読んでいいことがあったとか、地獄から帰ってきたとか、観音像が不思議な霊験を標るしたとか、教条臭いものも混じってくるが、不可思議さを醸し出しているところは変わらない。僧に悪さをして悪死にしたとか、牛に生まれ変わったとか、キツイ話もどこか読み手に救いを感じさせる。これも景戒の語り口や構成によるものか。
舞台も九州から東国まで、情報収集力はなかなかのもので、これが一人の力によるものか、残されていない先人の業績があったためかはよく分からないが、当時におけるザッツ日本っぽい趣きがある。代々の天皇も当時の呼び名で出てくるし、道鏡のことも変事の一つみたいに言及される。デティールを読み解くと、当時の人々の暮らしや考え方が見えてきて面白いのでしょう。
構成は原文(読み下し文)、現代語訳、語釈、解説となっていて、非常に読みやすい。特に解説部分では、元の話を読んでもやっとするところに訳者による時代考察が示され、すっと腑に落ちることになって、投げ出さずに読み進めることができたのでありがたかった。

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2007/11/07 20:05

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2010/06/05 16:09

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2013/03/27 00:59

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