投稿元:
レビューを見る
絵本で理解できる「大聖堂の作り方」。様々な業種の職人たちが、魂を込めて、誇りを持って仕事に励んでいたことが分かる一冊。絵本だと思ってナメてかかってはいけない。武具・甲冑もいいけれど、中世の時代の、ごく普通の人々を理解するのに適した本。
投稿元:
レビューを見る
これが絵本!?難しすぎる!と思ったら、中学上級以上が対象だった。これ読んでから小説『大聖堂』を読めばよかった。
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
ゴシックの大聖堂の計画から完成までを、緻密なペン画で場面を追って克明に描き出し、わかりやすい文章で解説した画期的な絵本。
投稿元:
レビューを見る
ルビも少なく、白黒。細かい、美しい描写の絵が容赦なくてすてき。高学年くらいで、建物に興味を持った子なら読みこなせるかも?がっつり技術を説明していて、やはりちょっと難しめ。
投稿元:
レビューを見る
古典だが、あらためて。
ゴシック聖堂の構造もよくわかるし、それをどのように建築したか、それにどれだけの時間がかかったかがよくわかる。
大聖堂の建築にどれだけの歴史的時間がかかっていたかが、わかる。バルセロナのサグラダ・ファミリアがガウディ存命中に完成しなかったことを、あたかも特別なことのように言う向きがあるが、それがいかに素っ頓狂な主張かが、わかる。
投稿元:
レビューを見る
表紙に描かれたカテドラルのファサードの絵を見る限りは、パリのノートルダムを思わせるのだが、これは実はシュトローという架空の街の大聖堂。本書は1252年に建設が決定され、1338年に完成するまでの工程を丁寧なイラスト入りで読者に追体験させようという試み。著者のマコーレイはイギリスのイラストレーターなのだが、訳者の飯田喜四郎はフランスのゴシックを専攻した名高い建築史家。ヨーロッパ各地で我々が眼にするカテドラルは、実に遠大な構想と気の遠くなるような作業の果てに、ようやくあのような姿でそこにあるのだった。
投稿元:
レビューを見る
ヨーロッパなどに旅行すればまずカテドラル(聖堂)は観光するでしょうが、日本にはないのでピンと来ないです。
絵本みたいな感じでカテドラルの作られ方を見ることで、少し身近になった状態になれる本ですね。
ノンノンノートルダム!
投稿元:
レビューを見る
2019.8.3市立図書館
シュトローというフランスの架空の町(?)が13世紀ごろに町をあげて最高の大聖堂(カテドラル)を作ろうと計画して長い時間をかけて建設が進んでいくという筋書きで大聖堂の構造やその建築のための職人仕事のディテールをくわしく描いた絵本(といっても中学生〜大人むき)。
投稿元:
レビューを見る
レゴ制作のために知り合いに教えてもらい購入。
対象が中学上級以上ですが侮る無かれ。
本の中では教会堂の完成に86年かけており、その制作過程も別の方の研究成果を基にペン画で描かれているのが綺麗で素晴らしかったです。
日本語版のあとがきの『アーチと控壁』の内容も大変参考になりました。
投稿元:
レビューを見る
ペン画によって(架空の)大聖堂ができあがるまでの手順が美しく描かれている、絵本の一種。
どのような職業、技術が必要なのかがポップに描かれているが、大聖堂1つ建設するために80年、長くて200年の月日がかかることには脱帽。
投稿元:
レビューを見る
大聖堂の建築過程を精密な絵と文章で説明してあります。
パリやシャルトル、ローマやフィレンツェで大聖堂を見たり中世の物語を読んだりしたこともありますが、説明が難しくて理解できない所が多々あります。
ぜひ動画で見たいです。
投稿元:
レビューを見る
絵本 523
「13世紀を中心にヨーロッパ各地で建てられたゴシック様式の建築について計画から完成までを具体的に示した本はかつてなかった.美しい大聖堂のできあがるまでを丹念に描いた本書は,各国で高く評価された.」
「この本はヨーロッパの架空の都市を設定して、そこでカテドラル(大聖堂)がどのように建てられたかを巧みなイラストと解説によって表現したものです。「なぜあのように巨大な建築物を建てたのか?」「完成までに何百年もかかったのはなぜ?」「40メートルもの高さに天井をかけるのはいったいどうやって?」など、興味のつきない疑問を次々と解き明かしてゆくさまは、まるで極上の推理映画を見ているような感じがします。巻末には訳者による用語の解説もついているので、中世ヨーロッパの勉強にもなります。」(『世界史読書案内』津野田興一著 より紹介)
『ピラミッド』『キャッスル』『都市』などシリーズあり!