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源平絵巻物語 第3巻 源頼朝

源平絵巻物語 第3巻 源頼朝 みんなのレビュー

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紙の本

赤羽末吉さんの美しい絵と今西祐行さんの誠実な語りによる源平絵巻物語第三巻『源頼朝』は、義経という人物像をよりくきやかにするために欠かせない一巻ではないでしょうか。

2005/01/23 23:10

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投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

 源義経を中心に描き、語られた源平絵巻物語の第三巻は『源頼朝』です。
 頼朝は、鎌倉幕府の創設者であり、武家政府により日本を統一した偉大な人物であるにもかかわらず、その弟の義経の方が、私たち日本人に愛されています。作家の今西祐行さんと画家の赤羽末吉さんは、義経を中心とした歴史絵巻物語の中に、頼朝を加えることを通して、伝説的要素の強い義経像に史実的なつながりをつけて、義経という人物像をさらにはっきりさせたいと考えたようです。(まえがきより)

 第三巻は、源氏が平氏との戦に敗れて、源氏が捕らえられる中、初陣で戦に出ていた少年頼朝が雪の中、落馬して逃げ遅れ、平氏の侍に捕らえられるくだりから始まります。
 同じ時、生まれたばかりの義経は、母親の常盤御前に抱かれて、7歳の今若、5歳の乙若とともに雪の降りしきる中を、大和の国へ向かっていました。
 
 雪の中、平氏の侍に取り囲まれた頼朝の姿は、少年の面差し、武士というよりは、武士の鎧をまとった武者人形のように描かれています。頼朝は生涯馬術・武術が苦手であったと言われています。絵の中の頼朝からもそんな様子が感じられます。
 
 平清盛に殺されるはずの頼朝は、清盛の母、池禅尼に救われます。池禅尼も自分の息子を亡くしたことがあり、その息子と十四歳の頼朝が重なって見えたようです。殺されずに伊豆に流された頼朝は、池禅尼の教えの通り、経を読み、写経に専念する日々を送っていました。
 世は、平家の全盛期。福原の別荘や厳島神社が美しく描かれています。そんな日々、伊豆に現れた文覚というお坊さん…。頼朝の運命が大きく変わってゆく出会いです。
 第三巻では、ひ弱な少年だった頼朝が伊豆に流されて10数年、経を読み、写経に専念していた日々とその頼朝が多くの人々の助けを得て、源氏の総大将として旗揚げに至り、義経と再会する場面までが語られています。
 
 語り手の今西祐行さんは私たち日本人が語り継いできた義経伝説をも大切に物語るように心がけていますが、歴史的事実をも丁寧に考察しながら義経を語っています。赤羽末吉さんの絵は、美しいだけでなく、子どもの心に訴える見事な力があります。
 赤羽末吉さんの美しい絵と今西祐行さんの誠実な語りによる源平絵巻物語第三巻は、義経という人物像をよりくきやかにするために欠かせない一巻ではないでしょうか。

まざあ・ぐうすの「ほのぼの文庫」は、こちらです。

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