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自殺について 他四篇 改版(岩波文庫)

自殺について 他四篇 改版 みんなのレビュー

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みんなのレビュー26件

みんなの評価3.8

評価内訳

26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

自殺について

2001/09/09 15:35

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:げっぷ5号 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自殺について考えた事がみなさんはあるだろうか? 考えたことがある人もない人もこの本では一流の哲学者シュウペンハウエルが死に対する概念ひいては表題ともなっている自殺にたいする考察を述べている。普段考えない死についてたまには深く考えたい人にお勧めです。

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紙の本

厭世哲学者

2004/04/04 17:31

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明けの明星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ショーペンハウアーの哲学に触れたことがある人、彼の厭世主義に反発しながらもその魅力に強く惹かれざるを得なかった人、甘美な毒薬というに相応しい彼のペシミズムに一度でも脳を侵食された経験を持つ人は、およそそうではない人々とはまったく違った生き物であるかもしれない。彼は哲学者というよりはむしろ魔術師というべき人であって、滾々と尽きせぬ泉のように語られる厭世観に満ちた言葉は、心の奥底に癒しがたい秘密の傷痕を持つ人を、陶酔させ惑乱させ何よりも歓喜させる。彼のペシミズムに共感しうる感性を持つ人ならば、彼独特の認識不足・論理的錯誤・独断と偏見なども、大目に見ることができるばかりか、かえって一つの奇妙な魅力であるように思われるだろう。彼は我々にいろいろなことを教えてくれる。例えば、否定的なものを否定的なままに愛するということ━━つまり弁証法によって物事を転移させないこと、否定を肯定にすりかえたり、肯定と否定をぶつけ合ったりしないこと。それから、我々において知性に対する意志の絶対的優位があるということ。また、合理的でない「盲目性」、混沌の確認。そして性的なこと。
ショーペンハウアーは自殺を悪とする考えを糾弾し、暗に自殺を肯定している。だが彼ほど自殺が似合わない人はいない、「生きんとする意志」を説き、苦悩をあれほどに甘くすることができた彼が自殺するはずがない、事実彼は長寿を全うした。それは彼が否定的なものを否定的なままに受け止める強さを持っていたからだ。
ショーペンハウアーに対して、我々が我慢ならなくなるのは、まさにその我々を魅了するところのものだ。ペシミズム。彼自身が、みずからの哲学をペシミズムとして語るときに、自分の魔術に酔っている。現に今日の評価では、彼の哲学の最大の魅力であるペシミズムこそが、彼の哲学全体をいかがわしいものと感じさせる原因になっている。しかし彼の哲学には知性の閃きがある。

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紙の本

著者は、自殺を肯定?

2005/10/13 18:35

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小冊誌で、なおかつ5篇も記載された本だったので、題名の内容は、ごく限られた事しか記載されていなかった。自殺に関する著者の意見が全て網羅されているとは、とても思えない。本書から判断すると著者は、自殺に対して肯定的な意見を持っているように思える。自殺を人間固有の尊厳ある行為と説明し、キリスト教が自殺を禁じているのは、この世を良しとした人(神)への遠慮だけからだけだと断言している。私は、そうは思わない。人が生きるという事は、一種の修行だと思っている。それは、神に与えられたものである。自殺とは、その神の与えた修行を自らの手で立ち切る事である。もし、神が存在し、あの世という世界があるならば、それに対する神の怒りは、最大級のものであり、それを考えると、私は、自殺に対して、とても肯定的な意見は持てない。その他の論文については、感想を述べる程、理解は出来なかった。1年程落ち込んでいた私が、最近復活した。読書も前のように哲学等難しい書物を手にしようという気になった。次は、前に読書を断念した「知識について」(ショウペンハウエル著)を読もうと思う。

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2012/08/03 13:43

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2006/10/05 03:52

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2006/02/15 08:49

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2007/01/15 02:10

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2007/05/21 17:34

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2009/03/07 00:58

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2009/10/30 15:15

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2009/11/05 04:37

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2010/01/01 01:44

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2012/02/11 11:55

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2010/06/09 00:55

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2011/06/14 22:37

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