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見田石介ヘーゲル大論理学研究 第1巻

見田石介ヘーゲル大論理学研究 第1巻 みんなのレビュー

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聖典と論理学

2002/10/16 22:00

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投稿者:アルケー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これはマルクス主義者の手になるヘーゲルの解説書です。マルクス主義者によるヘーゲル解説は不思議な体裁をもっています。ヘーゲルを論じますが、本当はヘーゲルはどうでもいいのです。論者の言いたいことは、マルクス、エンゲルス、レーニン、とくにマルクスはヘーゲルよりもすばらしく、ヘーゲルはどう見てもマルクスよりも劣ると言いたいのです。ですから、その読み方はマルクスに重点があって、かならずヘーゲルの欠点をあげつらいます。
 その読み方の特徴は、先入見に満ちていて、ヘーゲルをはじめから固定して捉えています。そもそもヘーゲルを読んでいないのです。その合い言葉はヘーゲルは観念論だからこういう見方をするのだというのが、その特徴です。その説を聞いていると、ヘーゲルにはあまり好意をもっていません。最初からヘーゲルを批判するためにヘーゲルを論じているようです。なぜこういう読み方をするのでしょうか。なにか宗教者の言葉を聞いているようです。
 ある本のタイトルに「ヘーゲル」とあったら、ともかくヘーゲルを論じるのが普通ですが、マルクス主義者にとってはそうではありません。マルクス主義を宣伝するためにあるのです。ですから、ヘーゲルを徹底して読んだ上で論じてはいないのです。
 普通、ヘーゲルを論じるとしたら、まず、ヘーゲルをヘーゲルに即して読み、その解説をするのが、一般的な行き方です。それで不十分ならば、マルクスを援用し、あるいはマルクス主義者の言葉を引き合いにだすことになるはずです。ヘーゲルが第一で、その他は二の次です。ところがそうはならないところがマルクス主義者の著作です。
 この書は見田が行った講義とそのあとの聴講者との討論から編集したもので、ヘーゲルの「大論理学」をすべて網羅したものではありません。この第一巻では「質」だけを論じ、「量」と「度量」は省かれています。また目次どおりに順序だてて論じているのでもなく、途中に「大論理学」全体の概観が割り込んだり、それまで論じてきたことの総括が入り込んだりして、いささか不体裁な形になっています。引用は著者が訳したものもありますが、底本は武市訳「大論理学」からとられています。この著書にもマルクス、とくに「資本論」への言及が目立ちますが、ともかくヘーゲルを論じていることは他のマルクス主義者のものとは違っています。
 見田は「資本論」が「大論理学」の最大の参考書だともいっています。これではどちらを読むのが哲学にはよいのかわかりません。結局、両方読めということでしょう。見田にとっても「資本論」は聖典なのです。

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