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hontoレビュー

ガリレイの生涯(岩波文庫)

ガリレイの生涯 みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

ガリレイ的な決断を迫られることは今だってある。

2013/09/09 11:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブレヒトがこの作品を書いたモチベーションはナチスの弾圧にある。自分の意見を曲げなければ、生きていけないという決断を迫られることは、直接生命に関わる場合だけでなければ、現在の我々にだってある。そんなときどう振る舞うか、そんなときどう自分の中で結論を出すのか、この作品は直接解答してくれるわけではないが、考えるきっかけにはなると思う。

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紙の本

「英雄のいない国は不幸だ!」「違うぞ。英雄を必要とする国が不幸なんだ。」この台詞のためだけにもこの本の紹介をしたい。

2007/10/22 12:08

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この戯曲は、誰もが知っているガリレオ・ガリレイの地動説をめぐる教会との間の事件を題材としている。作者が提示したかったのは「科学の真理(地動説)を撤回してまでも自分の研究を続けたガリレイの選択は正しかったのだろうか」という疑問である。
 主人公ガリレイを、ブレヒトは科学の真理を最重要には考えても、明るくてしたたかな人物として描いた。まだ少年だった弟子のアンドレアに地動説をとても楽しそうに教える一方、必要な資金を得るために発明品を貴族に広めたりもするのである。戯曲の中では、人々は真理を主張し続け「科学技術の進歩を抑える教会に反対する英雄」をガリレイに期待したように描かれている。しかしガリレイは学説を撤回し、監視されながらも研究を続ける道を選ぶ。ガリレイが自説を守り通し英雄となったとしたら、科学はもっと早く宗教の圧迫から逃れて発展したのだろうか。それともガリレイが宗教や権力と関係ないところで科学を行う道を示したことが良かったのだろうか。
 すくなくとも、ブレヒトはガリレイが英雄にならなかったことを肯定しているようである。裁判の結果自説を撤回したガリレイが戻ってきた場面で、弟子のアンドレアが「英雄のいない国は不幸だ!」というが、それにガリレイはこう答える。「違うぞ。英雄を必要とする国が不幸なんだ。」

 この台詞だけでも、この戯曲は読む価値があるだろう。社会、政治、職場、学校、どんな場面であっても、なにもせずに英雄に期待するだけだったり、だれかを英雄に祀り上げたり、英雄になろうとして犠牲を広げてしまったり、英雄には暗いイメージも多くつきまとう。ガリレイが教会に屈服せずにいたらどうなっていたか、はわからないが、英雄とならなかったガリレイを私も否定したくはない。英雄、ヒーローとはなんなのだろうか。必要なものなのだろうか。考えさせる台詞である。
 
 この岩波文庫版にはブレヒト自身の長い「覚書」がついている。この作品をアメリカで上演しようとしていた丁度その時「ヒロシマ」への原爆投下という事件があり、そのことで内容を随分検討しなおした、などとの記述もそこにある。そのことで「科学の真理をそのまま広めてよいのか」という著者自身の疑問も深まり、この作品をより複雑なものにしたことがわかる。
 戯曲そのものとは離れるが、この「ヒロシマ」についての記述は、歴史的に「ヒロシマ」がどう受けとられたかの貴重な資料とも思うので、書き写してみたい。
 「・・・原爆の最初の新聞報道がロサンゼルスに届いた時、人々はこれが恐ろしい戦争の終結と息子たちの帰還を意味するのだということを直ちに悟った。しかしこの大都市は、驚くほどの哀悼の意を表したのだ。・・・それは勝利ではあったが、敗北の持つような恥辱をもともなっていた。」(p210)

 ブレヒトの戯曲は、なんとなく「もう古い」ようにも感じられるかもしれない。しかし、「ガリレイの生涯」は科学と政治、真理と現実を考える上で、まだまだ与えてくれるものは多いのではないだろうか。

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2013/08/13 09:33

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2014/02/02 10:23

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2011/09/30 09:05

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2013/10/15 14:35

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2013/06/26 08:13

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