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紙の本

僕らはみんな生きている

2008/05/17 23:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしかしたら流行ってそうなタイプの小説かもしれないが74年作。主人公はスポーツ新聞の記者だが、同じネタでいくつもの記事を週刊誌にも売って、金回りはよい。女は、まあ、むにゃむにゃ。いいネタがあれば料理次第で金になるのだから、ろくでなしではあるが、ろくでなしなりにある意味仕事熱心。スキャンダラスな記事になればなおよし、ということでこれはという取材には俄然張り切る嗅覚は鋭い。嘘は書けないが、いかがわしい匂いを漂わせるために、あの手この手を駆使する。
プロ野球選手の自動車事故の事件から、いつものようにヨタ記事をでっち上げようと自殺説、殺人説とあれこれ考え始めると、どうもイケそうな気がする。調べると状況証拠がどんどん集まる。背後に何やら組織の影が見え始める。だんだんヤバい真相に近づいてしまっている。もとより社会の悪を暴くとか、黒幕を追求するとか、人助けをするといった正義感は持ち合わせていないのである。悪党かと言えば小悪党であるから、一攫千金などといった大それたことも狙わない、何より命が大事ということが分かっている小市民だ。ただ日頃の暮らしが少しだけ心地よくなり、うまく立ち回ったことに満足できればいい。ああそれなのに。
この頭の回転も行動もスピーディーな主人公には一瞬惚れ惚れするが、直後にそのイヤな奴さうんざりする。実際、現実の世界では誰だってイヤな奴、小説のような人格者、常識人なんていやしないのだ。それにみんなが少しずつ目をつぶって成り立っている。ええ、ええ、僕ら陰謀なんてどうでもいいんです。本音すぐるのが怖い。
同時収録の短編「新宿西口ビル街殺人事件」では、事件の捜査線上に大物外交官が浮かび上がってくる刑事もの。表題作とも、記者、警察と、いくらかなりとも社会的な貢献にやりがいを感じる仕事だろうと思う。たとえろくでなしであろうとも、だ。それが大きな力に踏みつぶされて、泣きながらみみっちく生きていく、救いの無い話かもしれない。でも、踏みつぶされていると認識するだけでも、それは何かしら糧になっているのだ。

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