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私のアンネ=フランク

私のアンネ=フランク みんなのレビュー

第20回日本児童文学者協会賞 受賞作品

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

考えるきっかけとなってほしい

2002/01/31 18:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まゆげ猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「日本人は忘れっぽいから」
 憎しみと嘲りのあいまったその言葉は、13歳だった私にとって衝撃的な言葉だった。自分の問題を突きつけられているようで、苦しいような、弁解したいような気持ちにさせられた。
 本書は「直樹とゆうこ」シリーズだが、ちょっと他のと違うのは、戦争という非常時に同年代を生きた母・蕗子と、戦争を知らずに育った現在同じ歳である娘・ゆうこと、又その兄・直樹の3人が、アンネに宛てて日記を綴るという形で話が進んでいく設定になっているということ。
 私は、このシリーズを通して、戦争や原爆、公害、差別について考えさせられたと思う。考えることは大切なこと。ぜひ、たくさんの子供たちに読んでもらって、自分なりに戦争や人権について考えてほしいと思う。

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紙の本

5部作の分岐点となる1作

2009/07/14 06:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

一瞬、あれれ、と調子が狂う。

『ふたりのイーダ』では、3歳になる少し前で、
『死の国からのバトン』では、5歳だった
ゆう子が中学生になっていて、『アンネの日記』を読まぬままに、
アンネに宛てて日記を書いているという設定だから。

しかも綴られている日記は、
特にどうとうことはない、普通の中学生の日記。

『ふたりのイーダ』や『死の国からのバトン』は、
とても好みに合っていて、
憑かれるように読んだだけに、そのギャップに打ちのめされて(?)
読む速度が失速してしまったほどであった。

ふと、思い直す。

そうだ、これは、児童書だった。

何も日記が日常過ぎると、大人の私が、機嫌を悪くすることもないだろう。

(結局、読み進めていくうちに、日常の中に織り込まれていることに
目を奪われていくことになる。)

ここでやっと分析する気持ちが起動した、という次第。

『ふたりのイーダ』や『死の国からのバトン』は、
お話を引っ張っていくのは、直樹だった。

本作では、直樹は大学生になっていて、
家を離れており、ほとんど出てこない。

日記は、ゆう子がアンネに宛てた日記と
母・蕗子(ふきこ)がアンネに宛てた日記が
交互に重なっていく形式になっている。

直樹とゆう子の物語の後半の2冊、
『屋根裏部屋の秘密』や『あの世からの火』は、
ゆう子が語り部となっていくので、
方向がここで転換されているといってよい。

直樹は、ゆう子がアンネに日記を宛てていることを知り、
(でも、中身は読んでいない。)
自分もなぜかノートを埋めたくなって1回だけ書いている。

そもそも、なぜゆう子がアンネに宛てて
夏休みに日記を書き始めたのかというと、
母が夏休みの第一日目が誕生日であるゆう子に日記帳を送り、
アンネのことを話したからだ。

『アンネの日記』のこと、
アンネが架空の友だち・キティに宛てて日記を書いていたこと、
そして、アンネの展覧会があるから行かないかと誘うのだ。

ゆう子は、怖そうだから行かないという選択をするが、日記は書き始める。

さらに、なぜアンネなのかというと、
蕗子は、自分の生まれた年を西暦で考えたとき、
自分とアンネ・フランクは、誕生日が数日違いなのを意識したのだ。

アンネは、1929年6月12日生まれ。

蕗子は、1929年6月6日生まれ。

アンネは13歳のまま亡くなってしまった。

自分は間一髪で広島の原爆を逃れた。

もし、あなたがナチスに殺されなかったら、
おそらく母親になっていて、
おなじ時代に呼吸しているだろうと思い、
蕗子は涙を流す。

ゆう子も13歳。

13歳で止まったままのアンネと13歳の娘。

不思議な符号と日常的な日記。

そして、日常的な日記に織り込まれている戦争とは無関係ではない出来事。

蕗子は、アウシュビッツに赴き、
直樹は母のルポライター気質を受け継いでいるらしく
話を聴きたいと思う人のところに出かけていったり、
関心あるテーマの記事を集めたりしている。

ゆう子は、同級生が転校する際に、
実は朝鮮人だとカミングアウトをして去ったり、
民話の『鬼の目玉』の脚本を仕上げるのに苦悩したりしている。

『鬼の目玉』は、蕗子が青森で聞いてきた話で、
娘は鬼に目玉を返して、若者と幸せに暮らしたという結末なのだけど、
本当はそんな結末であってはならないのではないのかと
母も娘も苦悩するのだ。

その話の結末は、戦争の過去を忘れてしまっている日本人を
象徴するのではないかと母は考える。

蕗子と直樹とゆう子の日常は、どこか重なっていて、
子どもたちは母の影響を確実に受けていて、
だけど互いに日記を読み合う訳ではない。

ゆう子の日記は、1978年7月21日で始まる。

そのとき13歳のゆう子は、1965年7月21日に生まれ。

直樹は、1958年生まれ。

前作まででは、直樹とゆう子の年齢はわかっていて、
なんとなく世代も察しはついていたけれど、
ここでは、明確にそれがわかることになる。

中学生のゆう子が書く世界は、今の中学生とは異なるだろうが、
自分が中学生の頃とはあまり変わらないような気もする。

そして、被害の歴史についても加害の歴史についても、
戦争についてきちんと知っている子どもは
当時よりも今の方がさらに少なくなっているのではないか。

ここまで来ると、シリーズのあと2冊を
読もうではないかとしか思えなくなっている。

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2006/04/11 00:17

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2007/01/21 22:38

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2011/08/16 16:18

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2012/10/25 00:05

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