紙の本
純粋な愛情
2002/06/13 17:07
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンデルセンの有名な作品を、曽野綾子さんの文、岩崎ちひろさんの絵で描いた作品です。
物語の内容は、悲恋物語としてあまりに有名なので、誰もが知っているのではないでしょうか。
私も、子供のころ、ときに絵本で、ときにアニメで親しんだ作品です。
人魚姫が王子に本当のことを告げられないもどかしさ、王子が誤解したまま隣の国の王女と結婚してしまう悔しさ。
そして、愛する人のために、泡となって消えていく人魚姫の深い愛情。
この作品を読むと、現実の恋愛におけるもどかしさや悔しさを見るような気がしますが、人魚姫の無償の純粋な愛情だけは、現実世界にはなかなか見つけることができないものだな、と思ったりします。
哀しくも美しい愛情が、この作品には描かれています。
水彩の絵の具が淡く混ざり合った、ちひろさんの幻想的な絵も、人魚の住む海の中の世界を美しく描き出していて、とてもすてきです。
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ちょっと3歳、4歳には難しいお話ですが、、
だんだん気持ちがわかってくるみたい・・・
ちひろの絵がせつないです。
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こどもの時によく読んでいた絵本です。いわさきちひろさんの繊細な絵と人魚姫のお話がとってもすてきでそして悲しくて、何度も何度も読みました。
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いわさきちひろの絵本はどれも名作です
ひとつすすめるならコレ
水の中の世界という設定が
この絵によく合っていると思うので
単純化されながらも奥深い表情を持つキャラクター
何度見ても心が震えます
人魚姫は是非この絵で読んでいただきたい
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長女が小さいときに、義母がくれた本。
いわさきちひろさんの絵がピッタリ。
ちょっとハヅキには早かったかな?(1歳7か月)
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人魚姫のストーリーにいわさきちひろの描く儚げな絵柄がよく合っている。
小さい子はもっとポップな絵柄の方が好きなのかもしれないが、大人が読むならぜひこの「にんぎょひめ」をおすすめしたい。
文も洗練されていて素敵な一冊。
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お嫁さんにしてくれないのに優しくする王子様。他の女の人と結婚をしてしまっても王子様から離れることのできない人魚姫。
人魚姫が王子に短剣と突き立てようとするシーンで、王子様の心には人魚姫はいないんだと分かってしまいます。
小さいときは何で死ぬんだろうと思っていましたが、今読むとめっちゃ感情移入してしまいました…
そんな恋はしたことないけど笑
いわさきちひろさんの絵と曽野綾子さんの訳が素敵です。
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【経緯】
いわさきちひろの絵が見たくて
【終わり方】
にんぎょひめは、あさひのひかりのなかで、あわになってしずかにきえていきました。かなしみではなく、ひとをあいしたよろこびにつつまれながら、たかいたかいそらへのぼっていきました。
【感想】
終わり方が切なくていい。
報われなくとも愛を知った喜びがあったという終わり方を幼児がどう受け止めるのかが気になる。
ディズニーの人魚姫のエンディングとの対比が興味深い。
分かりやすく悪役を作ってしまって主人公を幸せにするという手法。
もう一回ディズニーのが見たくなった。
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あまりにも有名なこの童話が私は昔から大好きで、絵本も数冊持っているけれど、いわさきちひろさんが絵を描いているこの絵本はその中でも一番好きです。
切なすぎる悲恋の物語が、ちひろさんによる淡い色づかいの絵によってさらに切なさを増します。
飾っておきたいような絵本です。
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透明感のある海の国と儚げな人魚姫の表情が胸に響きます。
ちひろさんの描く淡い世界が美しい物語によく合いいっそう奥行をあたえてくれます。
今も昔も好きな童話ナンバーワンです。
300年の寿命は得られませんでしたが、自分の命より王子の命を選んだ人魚姫は、この世でもっとも尊い純粋な愛を教えてくれるような気がします。
この絵本が手元にきてから数十年たっています。わたしにとって何年たっても本棚に大切においておきたい特別な絵本です。
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図書館 閉架。2歳0ヶ月。ちひろさん絵の昔話絵本が読みたくて。娘は花には反応したけれど、あとはいまいち。まだ難しいか。淡い色遣いの美しい水彩画。ちひろさんの他の昔話絵本も読みたい。1冊は手元に置きたいなあ。2017/6/13
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598
3y11m
読んじゃった世界名作シリーズ(じじにもらった)の、難しいverをみつけては、結構難しいというのにしっかり読んで、借りるんだといって借りていた
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私が幼い子供のころ哀しい絵本です。今でも忘れないいわさきちひろさんから流れるまるで私の感情を読んだ切ない朝の南極の氷水を見たいに必ずや復讐は果たす好きなだけ好きな人に甘えたい‼️朝から好きな人はの声だけ生活する別れたくない❗と力強い復讐心が幼い子供のころから芽生えた怖い絵本です
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アンデルセンの 人魚姫 とても好きな物語です。
……海の底に住む人魚姫は、人間の王子に恋をしたため、水の泡となってしまいます。
、、、最後のページ、美しい絵に、救いのある文章ですが、私は、曽野綾子さんの、最後の文に、違和感を感じました。この文です。
にんぎょひめは、あさひの ひかりのなかで、あわに なって しずかに きえていきました。かなしみでは なく、ひとを あいした よろこびに つつまれながら、たかい たかい そらへ
のぼっていきました。
、、、美しい文章ですが、アンデルセンの原作では、人魚姫が泡になってから、もっと 納得できる、具体的な、救いがあります。
…人魚姫は、空気の娘たちの一人になるために、そらにあがっていきます。300年ほどかけて、良いことをしようとして、一生懸命つとめたら、永遠の魂をもらって、人間の永遠の幸せをともにあじわうことになります。すきとおった 美しいものの声がします。…かわいそうな、かわいい人魚さん、あなたも、わたしたちと同じで、心の底から一生懸命つとめてきたのですね。わたしたちと同じように、あなたも苦しみ、たえて、空気の精の世界にのぼってきたのですね。ですから、300年たったら、良いおこないのおかげで、不滅の魂をもらうことができるでしょう。
小さい人魚姫は、すきとおった両腕を神なる太陽のほうにさしだした。すると、生まれてはじめて涙がわいてくるのがわかった。
、、、まだ続きますが、省きます。
悲しんで 身を投げた 人魚姫が、 ひとをあいしたよろこびに つつまれながら…… という言葉は なんだか唐突に 思いました。
、、、いわさきちひろさんの しんみりした きれいな絵が、とても良かったです。
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小さい頃に、何度も何度も、読んだ大好きな人魚姫。
いわさきちひろさんの、挿絵の絵本が、ある事は、今回知りました。すぐに購入!
淡い美しい絵が、儚げな人魚姫にぴったり!
最後の3行が、ん?
と、ひっかかりましたが、他の方の感想を読み、又、最後のページの、曽根綾子さんの解説と重ねて、自分なりに、納得する事にします。笑。
子供の頃、読んだイメージは、人魚姫は、泡になってしまった!それだけが、大きくて、ショックで…
改めて、この本に出逢える事が、出来て、とても嬉しく思っています!(^^)
満月の夜、海が、キラキラ光っているのを見ると、大人になった今でも、人魚が、現れるのではないかと、
思ってしまいます。