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紙の本
血の香りがふと漂う童謡
2006/10/19 19:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マザーグースを北原白秋が訳した詩集。
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マザーグースで何を思い出すかというと 僕は アガサクリスティーを思い出す。「そして誰もいなくなった」を代表として 彼女の探偵小説のいくつかは マザーグースから題材に取っている。
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つまり それ程 マザーグーズの詩には 血なまぐさがあると言って良いかと思う。
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実際「こまどりのお葬式(ともらい)」あたりを音読してみると それが良く分かる。言葉は呪文の様だ。こんな唄を聴かされれば 犯罪が起こらないほうがおかしい気がしてくる。グリム童話もそうだが 子供向けの話は そもそも残忍さが満ちているものが多いのが欧州の伝統のような気がする。
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それにしても 白秋の訳は比類なき名訳である。マザーグースも日本では 訳者に恵まれた。そう思う。
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