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紙の本

井上ひさし全著作レヴュー 11

2010/08/13 07:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:稲葉 芳明 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 月刊誌「婦人公論」1973年1月号より1974年2月号まで掲載された12回分(途中2度休載?)を収録。
 井上ひさしは、若かりし頃寸借詐欺の被害にあった際、内山好子氏も被害者であったことを契機に交際が始まり、1961年に結婚、好子夫人との間に三女を設ける(井上氏は後に離婚し、米原ユリ氏と再婚)。単行本の腰巻きには「笑いの天才・井上ひさしが家庭の内幕を暴露 才色兼備の夫人と可愛盛りの三人娘に優しく突き上げられ、クスクス、シミジミの家庭喜劇」という宣伝惹句が載っており、本書が刊行された折は、さぞかし仲睦まじい笑いの絶えない家庭なんだろうなと想像しながら、井上氏ならではの誇張とユーモアを存分に楽しんだものだった。
 しかし後に、結婚当初から起こっていたらしい夫婦喧嘩がだんだんエスカレートしてDV(家庭内暴力)の域にまで達し、好子夫人の浮気発覚も重なって離婚に至る「現実」を知ってしまった上で本書を再読すると、相当複雑な気分になる。作家の実生活と作品を重ね合わせるのは時には悪趣味になるし、太宰治ならともかく、逐一プライベートな出来事と作品を検証する必要は無いと思うものの、ついつい本書が描いている「家庭」と現実の井上家を引き比べてしまいたくなるのもまた確かだ。
 現実をきっぱりと切り離し、書物の内容にのみ焦点を当てるならば、これは実に楽しく読めるエッセイ集である。「酢豚と菜っぱ」「ビフテキとラーメン」「パラソルと菅笠」のように、<二項対立>的素材のもと、様々なエピソードが巧みに語られて、あっという間に読み終えられる。この語り口は名人級と呼ぶしかない。

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