紙の本
年齢を問わない
2016/12/21 21:46
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投稿者:肋骨痛男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を傷つけない優しいお話。ロマンティックな文章からは
想像できない俗物おじさんだったブラッドベリがこういった作風に拘ったのは、時代へのアンチテーゼ?
紙の本
万華鏡を!
2007/10/28 21:15
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投稿者:ベホマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
レイ・ブラッドベリの短編集。
著者へ敬意をはらった上で、小声で言わせて頂くとやっぱり舞台装置が古い。
50年以上も前に書かれた作品と頭でわかっていてもややキツい。
寓話としてのキレ味もあんまり…。でも、その中の一編『万華鏡』を読むために900円(税込み945円)を払った事に悔いは無い。
とにかく『万華鏡』の主人公の「何か良い事がしたい」という切実な願いの帰結が美しい。余韻だけでお腹いっぱいになれる。900円(税込み945円)を忘れさせてくれる。ちなみにこの短編は漫画『サイボーグ009』の有名な回の元ネタではないかという話も。
紙の本
不思議な存在達
2001/03/02 07:24
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投稿者:Kyowya - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ暑いなか、ウールのシャツを着込んでいた男。その体にある18の刺青は、月あかりを浴び、18の物語を演じ出した。草原になった子供部屋。本を焼くたび崩れてゆく世界。恋をしたマリオネット。不思議な世界に存在する、不思議なもの達。
電子書籍
短編の名手による枠物語
2018/09/26 00:26
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投稿者:シセイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編の名手ブラッドベリによる、「刺青の男」の不思議な刺青の絵柄を外枠とした枠物語です。
ひとつひとつの物語の驚きと、あやしげな刺青の外枠と二度おいしい作品です。
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ブラッドベリの短編集ではこれが一番好き。「万華鏡」をはじめて読んだ電車の中、涙と鼻水が溢れそうでやばかった。
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久しぶりのブラッドベリです。冒頭の刺青の男との不気味な会話から、怪奇な感じの短編集かと思ったら、柔らかな宇宙SFがほとんど。父親がロケット・パイロットの家族の話などは、お約束と言えど胸が苦しくなってきます。でも、ブラッドベリは長編の方が好きだな。大傑作「何かが道をやってくる」はハロウィンの時に、「タンポポのお酒」は初夏に必ず読みたくなる年中行事本です。特に季節感の表現などは神業ではないでしょうか。ちょっと肌寒くなるあたりの冷たい雨や風の表現がたまりません。宇宙SF短編集としては、「火星年代記」がやっぱり最高。
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徒歩旅行中、全身に刺青のある男と出会い、一緒に野宿をすることとなるが、その夜に男の刺青の一つひとつが動き始め、短い物語を語り始める。男の刺青が語る十八の物語。
火星人の話や、未来の装置の話など、幻想的な話が繰り広げられる。
読み終えたあとに、なんとなく不安な感じになったり、なんとなく寂しい気持ちにさせられるような、じめっとしているわけではないのだが、かといってカラッとしているわけでもない、不思議な読後感の残る物語たち。
ほんの少しの間だけ、火星人の町を訪問してきたような、そんな気持ちになれる物語。
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ほんとうにまだまだ読んでいない名作がたくさんあるなあ、と痛感。ここで描かれる未来はそんなに明るく希望にあふれたものじゃなくて、むしろ良くないほうに進んでいるみたい。しかもそれが今の時代にすごく似ているように私には思える。ブラッドベリ、ちょっと怖い。
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『黒いカーニバル』からの『刺青の男』
やっぱり(?)幻想的に不幸や切ない世界がある反面
「ロケット」のような描かれた当時の夢と、
素敵な「ささやかな人物」(解説より)の夢見る
庶民の未来の世界もある。
想像の世界の彩りと闇と現実の世界に潜む彩りと闇を
(訳しているかたがたの努力があるとしても)
不思議で美しい表現で投げかけている短編集。
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ベラッドペリの短編集だが、ただの短編集ではない。
ストーリー全体が男の刺青上で展開しているという構造を持つことで、奥行きが増す。かと思いきやそうでもない。各話のストーリーと、刺青上で展開することの関係性が希薄。
要するに千夜一夜物語。
別の本で読んだ話も(万華鏡)。
あいかわらずの火星人登場率。そして、火の玉型火星人。
怖い話も点在。
グッとくるのは最後の話。叶わない夢を叶えようとする。実際に叶わないから、歪んだ形での叶え方になってしまうが、これこそ人情。これが人類の姿勢であって欲しい。
って、ことですよね?ブラッドベリさん?
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何と言っても『万華鏡』に尽きるのではないだろうか。サイボーグ009の名台詞「ジョー!きみはどこにおちたい?」の原典。
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「今夜限り世界が」こんなに静かな終末ものを読んだことがない。遠い宇宙を夢見る心と、足元の地球をしっかり踏みしめて愛する心と、ブラッドベリにはその二つの心が難なく共存している。
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刺青のある男との出会いというプロローグとエピローグの間に18のSF短編。
凝縮された短い文章の中で、読者の想像力が試される作品。
宇宙に進出しているような未来が舞台で、ロケットが多く出てくる。
科学技術が発展しているものの、現代と比較するとベクトルの向きが微妙にズレているのを感じるのはやはり20世紀半ばあたりの作品だからだろうか。
全体的にディストピア風味だが、希望の光が見える作品もある。
そして子供最強(笑)
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全身刺青の男がいる。その男の刺青にはそれぞれ18の物語がある……という短編集。
好きな話は、万華鏡、その男、亡命者たち、狐と森、訪問者、マリオネット株式会社、ロケットあたりかな。ボリュームたっぷりで読んでいて楽しかった!
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最高の導入5
効率と人間関係
全ての物は有限
赦し
都市と田舎
足るを知る
希望
家族と性【さが】
信仰
終末