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復刊していたので、つい購入して再読。
本文はもちろん、解説が面白い。特に、当時までの天体に対する認識の遍歴が興味深かった。
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読了。今年31冊目。
コペルニクス著『天体の回転について』です。プトレマイオス的世界観〈天動説〉を否定し、〈地動説〉を打ち出した革新的な書物。それでも当時はまだ地球を含む惑星の公転軌道は真円と考えられており、その理由も「天は完全なるものであるから」と言った具合で思弁的な感は否めない。実に興味深いです。
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著者、コペルニクスさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
ニコラウス・コペルニクス(1473年2月19日 - 1543年5月24日)は、ポーランド出身の天文学者。カトリック司祭であると誤解されがちであるが、第二ヴァチカン公会議以前に存在した制度の「下級品級」であり、現在でいわれるような司祭職叙階者ではない。晩年に『天球の回転について』を著し、当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)を唱えた。これは天文学史上最も重要な発見とされる。(ただし、太陽中心説をはじめて唱えたのは紀元前三世紀のサモスのアリスタルコスである)。
言わずと知れた、地動説を唱えた方です。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
コペルニクス自身のつけた表題は『回転論』だったが、校正にあたったオジアンダーか版元が『天球回転論』に変えてしまった。コペルニクスは惑星は天球という透明な殻に固定されていると考えていたから、『天球回転論』でも間違ってはいない。岩波文庫の矢島祐利訳は『天体の回転について』になっているが、天体の回転にするのは無理である。