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出版社/著者からの内容紹介
フランス革命の発生に多大の影響を与えたといわれる十八世紀の啓蒙思想家たちが,アンシャン・レジームのなかで三十年の歳月をかけて完成した百科全書は,近代的知識の集大成であり,同時代の類書を圧倒して思想史上に不朽の名を残した.本文庫版では「序論」および十六の代表項目(本邦初訳)を収めた.
目次
ダランベール著「百科全書序論」一七五九年および一七六三年版へのまえがき
百科全書序論(ダランベール)
代表項目
哲学(ディドロ)
体系(1.筆者不明 2.ダランベール)
自然状態(ジョクール)
自然法(ディドロ)
政治的権威(ディドロ)
主権者(ディドロ)
親権(ジョクール)
平和(ダミラヴィル)
マニュファクチュール(ディドロ?)
奢侈(サン=ランベール)
力学(ダランベール)
技術(ディドロ)
慣習(ディドロ)
インタレスチング(ズルツェル)
天才(サン=ランベール)
美(ディドロ)
ベーコンの学問の分類
ダランベール「人間知識の系統図」
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まず「序論」ですが、これが馴染みのない言葉ばかりなので私にはその半分以下も理解できなかったのかもしれません。が、迷信に囚われない「正しい」知識を体系化し、合理的に学べるように。そしてさらなる発展を。という百科全書の趣旨とそれに対する情熱はひしひしと感じました。『政治的権威』の項目には王政を否定するわけではないのですが「国家が王に属するのではなく、王が国家に属するのである」という記述などがあり、後の革命に繋がる思想がいくつも見受けられました。代表的項目だけではなく、全項目を読みたくなります。膨大な量ですが。
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古典っぽさは否めないがおもしろい。
増えすぎた知識の体系化「知の体系化」の動きは時代を超えて時々現れるらしい。
このような考え方(包括的な考え方)という学問系統がどのように歴史的に進化し、分化しているのかというところが気になる。(アレキサンドリア図書館などが起点か?)
ディドロも言うようにそれは”効率化のための手段”であってそれ自体が正当な学問になることはないにしても。
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[ 内容 ]
フランス革命に多大の影響を与えたといわれるディドロ、ダランベールら十八世紀の啓蒙思想家たちが、アンシャン・レジームのなかで30年の歳月をかけて完成した『百科全書』は近代的知識の集大成である。
人間の理性と善意へのゆるがぬ信念にささえられたその批判精神は思想史上に不朽の名を残した。
「序論」および16の代表項目(本邦初訳)を選び収めた。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]