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誰も書かなかったケンカのしかた

誰も書かなかったケンカのしかた みんなのレビュー

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個人よりも集団がずっと強いこの国で、息をつける隙間を得るために

2002/11/04 01:21

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投稿者:くるぶし - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ここでいう「ケンカ」は、強い(強くなる)必要のないものだ。だから(たとえば「けんかエレジー」とはちがって)、鍛え方だとかトレーニングなんかはどこにも出てこない。
 集団(組織)と個人では、集団(組織)の方が強いに決まってる。放っておいてみんな「自由」になるなら改革も革命もいらないわけで、「強いものだけが好き勝手する」というのをルールで抑えて、他大勢にも息をつけるスペースを創出しようというのが要するに立憲主義的自由主義(おおざっぱにいって民主主義)で、だからフランス革命は王様の首をちょんぎるだけでなく、憲法(やら人権宣言)をつくった。
 今では不思議に思えるかもしれないが、1789年の人権宣言には「結社の自由」が出てこない(91年には同業者組合や労働組合の禁止が法制化されている)のは、そういう権力やら利権やらを持っていた(持ち得た)集団を一旦壊して、ヒラ場に降りた「個人」から始め直すということだった(これこそ人権宣言の前提である)。ここではじめて諸個人 対 (集権的)国家という二極構造が、そしてその構造の下で国家権力(だけ)を憲法で抑えようという立憲主義が成立する。
 そういう個人の成立抜きにして(つまり集団を温存して)、「基本的に国家権力だけを抑える憲法」という考えを受け入れたものだから、この国は集団(組織)が跳梁バッコするようになってしまった。社会的権力をもルールで抑えて、個人の自由を救うというのが落っこちている。個人の自由と集団(組織)の自由がぶつかりあったとき、この国の裁判は多くの場合、集団(組織)の自由の方に軍配をあげるのである。
 この本は、強くない個人がケンカをする際にかなり実践的な(というのはいちいち「使用済み」の)ノウハウ集。ケンカ相手ごとに章立てが組まれていて、「悪い警察」「悪い税務署」「悪い銀行」「悪い大企業」「悪い公僕」「悪い弁護士」「悪いマスコミ」「悪い債権者」などが、ケンカ相手である。警察からイヤガラセを受けたり、別件逮捕されたり、節税したかったり、マンションの反対運動をやりたかったり、株式総会に乗り込みたかったり、オンブズマンしたかったり、サラ金に追われていたり、恐い債権者が来たりしている人にはすぐにでも役立つ。ただ強くなりたい人(偉くなりたい人)には役に立たない。

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