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ボライソーシリーズ 1巻。
好きなシリーズ。そして、今も出版され続けている数少ない帆船シリーズの筆頭。
この1巻と6,28巻の「若き獅子の〜」シリーズは、候補生時代の若いリチャード・ボライソーが主人公。ジュブナイルとして書かれたので、話も短く、取っつきやすいとは思う。逆にこれがボライソーシリーズだと思っていると、後々「あれ?」ということになるかも。
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ホーンブロワー艦長に続けとばかりの内容だが、こちらの方が物語としては案外面白かったりする。今も続巻が出る人気作。ただし甥っ子の代になっている。
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1772年10月、世界の各地では反乱が相次ぎ、海賊行為が横行していた。ポーツマスを出帆する英国海軍軍艦ゴルゴン号、その艦上に若き士官候補生リチャード・ボライソーの姿があった。ゴルゴン号の使命は西アフリカ沿岸を拠点とする海賊の掃討。大型海洋冒険シリーズ開幕。
有能な艦長、意地悪な上官など出てきます。手柄を盗まれそうになりますが、艦長はみぬいています。
若者の成長するさまは読んでいて元気になります。
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このシリーズを読みたいと思ったのは何年も前のことで、最近ようやく全巻揃える目処がたったので、書棚に眠った本書を引っ張り出して読んだ。
筆致も軽妙で読みやすく、帆船モノが好きならまず気に入ると思う。
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16歳のリチャ-ド・ボライソ-が74門艦ゴルゴン号に乗り組むべくファルマスからはるばるポ-ツマス港まで馬車を乗り継ぎやってきた。旅宿の「ブル-・ポ-スツ亭」は雨の中。兎肉パイの大切れを平らげたところから物語がはじまる。残虐な海賊の掃討戦の中、大人の仕官が全滅したとき子供仕官候補生が指揮を執り、海賊船との一騎打ち。手に汗握る海洋活劇。こんな面白い小説はない。200ページしかないがこのシリ-ズの初陣を飾るにふさわしい第1巻である。
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イギリス海軍士官候補生リチャード・ボライソーが主人公の、シリーズ第一巻です。
ボライソーには1756年生まれ1815年戦没、という設定が既にあります。
本書では、士官と水兵の間という下積み時代が描かれます。
ボライソーは決して英雄的とは言えず、海軍家系で勇気や志はあっても俗人的で、戦闘になれば恐怖するのです。
その現実味のある人間性と彼を取り巻く登場人物や環境の表現によって、読み進めていくうちにその世界が眼前に広がります。