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紙の本
ポテトとスーパー、シリーズ第一期の最終章
2007/11/07 17:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スーパーこと可能キリコがアルバイト先のバーで知り合ったアニメーターが、女装してオートバイに乗りコンクリートの壁に突っ込んで死んだ。警察では自殺と判断したが、スーパーにはどうしても自殺には思えない。その日はスーパーとデートの約束をしていたのだから。ある理由から、恋人で探偵のパートナー、ポテトこと牧薩次の協力を断り、一人で事件を調べ始めるスーパーだったが・・・。
ポテトとスーパーが活躍するシリーズ六作目。
書名からもわかるように、テレビアニメとその製作現場を舞台にしたミステリなのですが、著者がNHKのプロデューサーやアニメの脚本を手掛けていたことがあったそうで、アニメ製作会社とテレビ局、スポンサーの力関係や製作現場での不満不備、アニメを金儲けの道具と考える者と子供のみならず大人にまでも夢を与えるエンターテインメントと考える者との対立などなどが詳しく書かれており、とても興味深くおもしろく読めました。
また、本作は、『仮題・中学殺人事件』からはじまったポテトとスーパーのシリーズ第一期最終章ともいえる作品で、これまでのシリーズ六作がどうやって世に出たかわかるようになっているのですが、とても凝った設定になっていて、シリーズを通読してきた人を楽しませてくれる仕掛けになっています。
なお、二人のシリーズはこの先もまだまだ続きます、念のため。
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