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児童書
大人が読むに十分たえる秀作です。
ナルニア読むくらいなら、こっちをよんでくれ〜。ゲド読むなら止めないけど。
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1980年の刊行ですから、もう30年以上昔の本です。でも、指輪物語やナルニアで本格的なファンタジーの魅力を知った人には、ぜひ、図書館で探して読んで欲しいと思います。
私が大好きなのは、日々の暮らしぶりや文化、風習や信仰に至るまで、愛しむように描かれるケントールの民です。
本当に多くのファンタジーが出版されていますが、ナルニアや中つ国に匹敵するものというと、私の中では、この本が最右翼です。
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これを読んだ時、ちょうどミヒャエル・エンデの書くようなファンタジーに夢中になっていた時で、幼心に鳥肌が立った覚えがあります。
昨今、上野菜穂子さんの本がすごく好きだっていう人には、かるく衝撃的なほどおもしろいのではないかと思います。
いくつになっても読んだら名作だと賞賛したくなるような、私の中では最上級のファンタジーです。
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何十年ぶりに再読。当時萌えた箇所(引用文)は今読んでも萌えた。
世界のほんの一部を垣間見て、続きが明かされなかったのがずっと口惜しかったけれど、読み返してみるとすれたFT読みとして「商業ベースではもうちょっととっつきやすい話から始めて、読者がついたところでもっと深く書いたらよかったんだろうなぁ」と思う。あと「一巻目はトリップものから始めて、読者の日常からファンタジー世界へ引っ張り込む」という技法に感心したりもする。(十二国記なんかもそうですね。)
しかしこの本で読んだと思い込んでいた「南に行くと寒くなる」は勘違いだった。北半球で書かれた文学ばかり読んでいて「北は寒くて南は暖かい」と思い込んでいた自分にはカルチャーショックだったのだけど、何の本で読んだのだろう。
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一度、スペースの問題で手放してしまったけれど
懐かしさのあまり10年ぶりに手に取る。
初々しい恋愛模様と、非情ともいえる神々の掟。
三兄弟、それぞれがたどる旅路で出会う魅力的な異世界の風景。
「ここではないどこか」を体感できるファンタジーならではの
醍醐味たっぷり。
大人になった(オバさんになった、ともいう)
今では、「このへんは指輪?ゲドもちょっと入ってる?」などと
邪推しながら読むのだが、
本当に細かく丁寧な設定に支えられているので、
すんなり「ヴァンダーライ」の世界に飛び込める。
(これは浅羽莢子さんの名訳にも助けられていると思う)
なのに!・・・・ああ!
この1冊で終わりだなんて!
続きが、続きが読みたい!