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紙の本
これ、はっきり言って、今ではダサい本。だけどね、
2001/11/30 15:35
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投稿者:ひこ・田中 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おさむはお父さんに連れられて、ある博物館にやってくる。空中に浮いているその不思議な建物に入ると、そこは目の錯覚を利用した絵や部屋がある。
という設定でこの科学絵物語は、人間の目の仕組みを解説していく。今のように簡単にCGが描ける時代に出た本じゃないので(1980年初版)、見た目ははっきり言って、もはやダサい。手描きの絵は貧乏臭い。
でも、視覚の不思議さを絵ではなかなか説明できない時代だからこそ、この本は言葉で説明することに全力を傾けている。
もし、優れたCGがあれば、説明はそんなにいらなくなるでしょう。でも、その場合、人間の目が何をどう錯覚して見てしまうかという、大事な点がすっぽり抜け落ちてしまう。
つまり、人間の目が、今目の前にある物を見ながら、実はそれをそのまま見ているのではなく、自分のこれまでの体験や経験が勝手に解釈していることを。
これは、もちろん、目だけの話ではなく、人間がいかに、物事を自分の都合で解釈してしまっているかまでを、思い起こさせるのですね。
たまにはこんなロートルの本を手にとってみるのも、必要だと思うよ。
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