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紙の本
信じることの難しさ
2002/03/30 17:25
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投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗いイメージが付き纏う、太宰治の話の中では異色の作品。あまりにも有名な作品で、今更を内容紹介するまでもないんですが、一応説明しとくと メロスとセリヌンティウスの友情が、人を信じられない孤独で残酷な王の心をも変えたという物語です。
メロス イコール英雄というイメージがありますが、改めて読んでみると案外、妹のもとに留まりたいと願ったり、途中で諦めそうになったりと弱さも持ち合わせた人間なんですよね。私はむしろセリヌンティウスに称賛を与えたい。ただ信じて待つほうが、絶対に時間が立つのが遅いはずだし、気が紛れる事もないんですよね。
ラストの2人が殴り合うシーンに胸を打たれた…彼らも弱さを持っている。強いだけの人などいない。信じることの難しさと大切さを学んだ。
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