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今までキリスト教と思っていたのは、西側のキリスト教であって、ギリシャ古典文明の流れも汲みながらも淡々と粛々と伝統を守ってきた東側キリスト教の考え方もある、と知った。伝統の東と発展の西。その比較は面白いけど、西側全面否定というのも、排他的だなあと思わずにいられない。塩野七生の本を合わせて読むと、西側から見た東側がわかり、同じく否定的な視点で、面白い。結局どちらもイコン論争に関しては、自分たちが正義だと思っている。宗教ってきっとそんなもの、と思った。ただ、既存のキリスト教観念が変わるので面白かった。
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お茶の水ニコライ堂からアメリカ正教会へ渡った高橋神父の著書。
東方正教、ギリシャ正教とも言われる、正教会の事がわかりやすく書かれた本。正教会の事を知りたい、初心者にオススメの本。
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自分には難しすぎた。
コプト教とかマロン派、エチオピア正教とギリシャ正教を一緒くたにして「東方正教会」というのが間違いだということはよく分かった。
歴史のところでビザンツ帝国までは高校の歴史をなんとなく思い出せばまだついていけるけど、ロシア史になるともう全くついていけない。
儀礼は見てみないとイメージできないな。
思想のところは唯一、なんとなく分かった。
ユダヤ教やカトリック、プロテスタントに日本人が感じる違和感。これがギリシャ正教に関してはかなり薄れて親しみやすくなるのではないか。
まあ日本人のギリシャ正教の司祭が書いているからかもしれないが。
今度ニコライ堂へ行って、実際に奉神礼を見てみよう、そうすると少し分かるかもしれない。そう思えるだけのきっかけは与えてもらえた。
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正教会のあり方は争うためのものではない
家族への愛、自然への愛は神を信じることと矛盾するものではない
よくわからないながらにこういうものは感じるもの、行うものらしい
神とは対話を続けるものらしい