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これはなんていうジャンルの本でしょうか。ロラン・バルトは哲学者ではなく、記号学者なので哲学書というわけでもないし。要するにロラン・バルトのスタイルを愛す、ってことかしら。
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恋愛のイメージや恋愛のテキストを細かく切り刻んで、そこに一般的な注釈を埋め込み、断続的に深みを持たせて遊んでいる、そんな無意味な書物の一つです。全く体系だってない(作者も作風も違う)テキストを細分化し再構成する作業に何の意味があるのか解りませんが、哲学でも文学でもないこの本の魅力はその無意味さにあるのかもしれません。この本の言葉によれば、テキストの裂け目から垣間見えるエロティシズムに心惹かれるのでしょうか。
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難解。自分の引き出しにない感情は、いくら考えてもわからないものだとおもう。ウェルテリストのための本なのだろうとはおもう。
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言葉の学問。もともと恋愛はフランスのアキテーヌ公が開発したものに過ぎない。
であるから、想起させる言葉を雑多に集めることが、理解への早道なのだ。
そこに描かれる項目と解説は、確かに私達の奥底に蠢く何かを鷲掴みにする。
今、行方不明で捜索中。
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恋愛論ではなく言語の話。わかるところだけ読んでも面白い。誰かを好きになったことのあるひとには響くところがあるだろう。 素敵な言葉が多すぎて全文をいちいち引用したくなる。
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恋に悩んでいたとき、恩師から譲り受けました。
まだ若かった頃の恩師とともに雨に濡れ、味のある風合いになったこの本は、わたしの生まれる前に出版されたものでした。
わたしにとって、これは恋愛の教科書。
きれいごと一切なし!
バルトは比較的あたらしいので、うなずけることばは多いはず。
片想い中に読むと死にたくなります。
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面白かったです。バルトのフィクションへのスタンスやそれ自体をフィクションのスタイルにしてあるのがいいです。
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コミュニケーションにおける「不公平」を甘受する者、返事がなくともなお、気軽にやさしく語りつづける者がいれば、そうした者には大変な自制心が、「母親」のものである自制心が、そわなっていることになるであろう p241 手紙