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父さん、母さん、娘、息子の4人家族が一年かけて作り上げたたくさんの品物を、父さんがにぐるまで市場へ運びます。
売ったお金でおみやげを買って家族の待つ家へ帰ります。
そしてまた季節はめぐり、新しい一年を過ごすのです。
永遠に繰り返されるようで今はもう見られない、アメリカ開拓期ののどかな風景はこの本に残されていると思います。
移り変わる見事な四季をバーバラ・クーニーが繊細に描いています。
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古きよき時代の人々の生活を丹念に描いた作品。地味な作りなのになぜか子どもの心を捉えて放さない。こういういい絵本がずっと長く読み継がれて行って欲しい。
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さいきん ギスギスしてるな、とか思ったとき読みたくなります。生活することの意味を教えてくれます。シンプルに。
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百年ほど前のアメリカの農場。季節のうつりかわりのなかで、手仕事や農作業にはげむ一家が主役です。とうさん、かあさん、むすめ、むすこ。家族で一年かけて作り、育てたものをとうさんが売りにいき、また新しい一年が始まります。それは、誰もが自分の役割を持ち、必要なものは自分たちで作り出す暮らし。丁寧に描かれた文と絵から、生活の喜びが伝わってきます。
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ある田舎で暮らす一家の一年のお話。
春から種まいたり、糸をつむいで織ったり、縫ったり、編んだり。あるいは作ったり。
一年かけて働いたものを、秋に父親が市場に売りに行く。
そんな何気ない日常だけど、その淡々と過ごしているところが心安らぐ。
市場で全部売れてしまうところも、子ども達は好きなようです。
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働くこと、暮らすこと、生きることの原風景
「10月 とうさんは にぐるまに うしをつないだ。
それから うちじゅう みんなで このいちねんかんみんながつくり そだてたものを
なにもかも つみこんだ。」
にぐるまをいっぱいにするために働くのだ。それがすべて。
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この季節になると読みたくなる絵本です。
一年で家族がそれぞれに、作ったものをにぐるまをひいて、市まで売りに行く父さん。
季節の移り変わりと暮らす4人の家族の、慎ましやかながら、でもうらやましいぐらいに穏やかな暮らしが描かれています。
父さんが牛を売るときに牛の鼻にキスをするところがたまらなく好きです。
静かな絵本の展開の中に、深い愛情を感じます。
慌ただしい日常の中に、なぜこんなにも時間に追われるのかと思う今、読み直して、心の潤いを取り戻したいです。
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落ち着いた良い本です。私には想像もつかない、ニューイングランドの人たちの生活を知ることが出来ます。ポーツマスの市場へ、作った箒や羊の毛やろうそく、手袋を売りに行き、持っていった荷物を全部売り払ってお金にし、お土産を買って帰る。そんなサイクルを知ることの出来る大切な本です。
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ニューイングランドのある一家の物語。10月、とうさんは一年間の仕事の成果と実りのすべてを、牛につないだにぐるまにつめこんで遠くポーツマスの市場まで運んでいく。品物をひとつひとつ売り、にぐるまを売って、牛までも売り、代わりにたくさんのお金とお土産をポケットにつめこんで家族の待つ家へ帰っていく……。
19世紀初めのアメリカのある一家の生活がよくわかる絵本。淡々とした日々の生業が静かな絵で語られる。読むと落ち着いた気持ちになれる一冊。
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大草原のちいさな家のような世界。こういう暮らしをしたいなーと思う。子供にウケがよかったわけではないけど、大人にとって読みごこちの良い絵だった。
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娘4歳7か月、息子1歳11か月時、図書館にて借り
こういう淡々としたお話、定期的に選ぶ子どもたち。
イラストもキレイだしね。
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3年生から6年生におすすめ★
1800年代初めのニューイングランド地方の家族の一年。
美しい絵と、静かだけれど強い家族の暮らし方が心に沁みます。
子どもが自分からはなかなか手に取りませんが、読んであげるとどの子も絵に見入って、強く印象に残るようです。
5年生に読みました。
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家族が1年かけて作った野菜、ほうき、ろうそくやかえで砂糖などを持って父さんは市場へ出かけます。そして必要品を買い、また1年が始まる…。クーニーの絵本の中で一番好きです。
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初心者向けよみきかせ講座で知った。
紙芝居もあり気になっていたので、図書館で借りた。
ニューイングランド人家族の、一年間のおはなし。
10月に、父さんは一年間かけて家族で生産したものたちを乗せた荷車をひいて、それらを売りに行く。
読み終わって、豊かだな、と感じた。
身の丈にあう、足を知る、循環する自然と共に生きていく。
当たり前のはずなのに、もう忘れてしまった暮らしが描かれている。
子どもから大人まで味わえる絵本だと思う。
父さんがポーツマスから家に戻るときの夕暮れのページが美しいし、冷たい空気と暖炉の温もりを感じられる。
「人びとの生活と自然のために」(冒頭より)
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わたし、分かるわ!
アメリカの親子の生活のお話ね!
大きな森の小さな家で読んだもの!
…と内なる幼心の私が手を挙げる
私はこういう生きるために働く、けれどきたなぼったさはない、むしろ爽やかであたたかな仕事風景のお話がすきだ