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鼻・杜子春

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紙の本

芥川の哲学

2003/02/06 02:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:spirit - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川作品は他の物語を材料にして作られているのをご存知でしょうか。
杜子春も例外ではなく元々は中国の話だったりします。
しかし、クライマックスの部分は元の話とちょっと違う。
元々は最後の難題にも屈せずに立派な仙人になりました、という話らしいのです。

僕が杜子春を好きなのはこの話に人間の縮図があると思うから。
金持ちになって物欲に埋もれたものの、空っぽの華やかさに嫌気が差して、
杜子春は仙人になる道を選びますね。
現実を見ても欲におぼれたまま一生を終える人がいる一方で、
ストイックに努力して己の能力を高めようとする人達がいますよね。
芸術家なんかその典型です。
芥川作品の「地獄変」はそっち側の葛藤を書いたものでしょうか。

杜氏春には仙人になる余地は始めからありませんでした。
誰もが一流になれるわけではないのです。
結局杜氏春は別の道を選ぶことになるのですが、僕はここに芥川の哲学があるような気がしてなりません。
仙人になるのを諦めた杜氏春はどういう生きかたを選んだのか。
それに対する師の仙人の言葉も印象的ですが、これ以上は実際に読んで確認してください。

確かにストイックになりきって仙人を目指すのも良いでしょう。
しかし、芥川のアレンジが好きなのは、僕がやはり日本人だからこその国民性だからでしょうか。
凡な自分にとって、生き方の指標の一つになっているような気もします。

他にも元の話と芥川の話をいろいろと比較すれば彼の哲学や人間像がなにかと浮かび上がってきそうです。
僕は理系だったのであまり関係なかったですが、
卒論なんかでいろいろ調べてみれば非常に面白そうですね。

「羅生門」といい、「蜘蛛の糸」といい、「トロッコ」といい、
芥川龍之介は人間の心理的な部分をうまくピックアップして一つの話の中に収めるのが非常に上手ですね。

読書はじめました

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