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リレー小説集。
豪華な面々がそろっています。
事件はボートの上で
一人の提督が殺されているところから
はじまります。
なぜボートに乗っけられているか…
という不自然な状況が
事件をさらに推理しにくいものにしています。
ちなみにこの作品、
完全な解決を見ません。
そして物語が終わって
その後を見ると、不自然にページが
多いですね。
実がそれがメインです。
そう、いつもとは逆のことを
しているのです。
推理小説作家が事件を推理しているのですから。
これは貴重ですよ。
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アガサクリスティをはじめとする「探偵倶楽部」に参加する推理小説家による連作。
アガサクリスティの番に鳴ったら、途端に噂話の好きな人に話題がいき,アガサクリスティらしさが漂った。
最初に訳者あとがきを読んだので、作者が変わることに対して、さほど違和感なく読み進むことができた。
最後の方で,未整理な事もあるが,一人で書いた場合でもあることなので大目に見ると良いかも。
新たに読む作家を知るのによい。
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クリスティー、セイヤーズ、チェスタトンにクロフツ、バークリーと豪華な面々が揃ったリレー小説。
まぁ、結末判らずに13名の方々がリレー小説書いていくので、冗長な感じは否めませんが、書き散らかされた割に、まぁまぁ綺麗に纏めてますね。さすがバークリー。
クリスティーの描くお喋りおばさんが、クリスティーらしくて見事だったり、それまで誰もノータッチだった鉄道部分のネタに異様に食いつくクロフツ。ノックスに至っては、中国人を犯人にしてはいけない説を作者ノートで主張していたりと、各作家の色が出てて面白かった。