びゅんびゅんごまがまわったら みんなのレビュー

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投稿者：atoz　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子供達の願い、校長先生の提案、実現のための努力、やる気を引き出すための提案...
大人も子供も関係なく、人としての魅力に溢れています。
引き込まれるストーリー、表情豊かで秀逸な絵。
どれを取っても上質な絵本です。

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投稿者：tama　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

きれいな手書きの絵本でした。好みの絵を見ているだけで充分なのですが、ストーリーもほのぼのとする作品です。先生の顔の絵はとても気に入っているページです。

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投稿者：チャミ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだ時から大好きで大好きでしかたがない絵本です。子供が小学校に入学したら必ず読んであげようと、決めていました。
自然のままの雑木林である子供たちの“遊び場”。ある日、こうすけが怪我をしてしまったことがきっかけで、閉鎖されてしまいます。なんとか、自分たちの“遊び場”を取り戻したくて、こうすけたちは新しい校長先生のところへ頼みに行くと…。
新校長は引き換えに、びゅんびゅんごまを回すようになることを条件に出します。最初は１つ、次は２つ同時に、最後は４つ同時に…と次々と難問を出してきます。さぁ、こうすけたちはちゃんと“遊び場”を取り戻せたでしょうか？
一見、怖そうな校長先生。ちょっぴりいじわるそうな顔をして、びゅんびゅんごまを回すシーンがユニーク！ しかも手と足を使って４つ一度に回すテクニックには、読者も思わず「すごーい」と声を上げてしまうほど！
この物語の魅力は、自然と密着した子供たちの環境。遊び場での冒険、竹馬、草笛…昔懐かしい遊びがたくさん登場します。そして、何より校長先生の描かれ方!! 最初はいじわる？と思ってしまいますが、子供たちの挑戦心や探究心を高め、やり遂げることの素晴らしさをさりげなく教えてくれています。子供と目線を同じくし、約束を守り、「ありがとう」が言える大人。素敵です。ほれ込んでしまいます。
そんな校長先生と生徒との心あたたまる交流を描いています。林明子さん独特のイラストが物語をいっそう面白くさせています。
こんな学校生活だったら楽しいだろうなぁ、と子供たちに夢を与えてくれる絵本です。できれば、今の校長先生たちにも読んでもらいたい！

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投稿者：bochibochi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

へ〜。びゅんびゅんごまって両手を使ってひとつのこまを回すだけじゃないのね。こりゃぁ〜驚き　桃の木　山椒の木！
よし、早速挑戦！
ひとつふたつは簡単に回せた。軽い軽い！
３つ…苦戦。こちらもだんだん真剣になる。
４つ！！！　付き合ってくれていた子どもも少し呆れ顔。
そしてついに校長先生に並びました！

物語は…。
運動場の隣に素敵な遊び場(森をイメージしてください）のあるかえで小学校。子どもたちはその遊び場が大好きです。でも、こうすけが足の骨を折ってしまい、入り口の鍵は閉められてしまいます。

春になり、校長先生も変わって、こうすけは２年生。
鍵を開けてくれるように、頼みに行きます。
そこで登場するのがびゅんびゅんごま！
「まわせるようになったら、たのみも　きこうじゃあないか。」
校長先生の言葉に子どもたちは必死です。

でもこの校長先生がなかなかの食わせ者。
ひとつまわせるようになったらまたひとつ。
ふたつまわせるようになったらもうひとつ…
子どもたちに４つのこまを回して見せるんです。

この技はすごいです。好奇心をそそられます。
ぜひ、挑戦してみてください。(そんな物好きと言うか暇人は私だけかしら？）

しかし、子どもたちもやられっぱなしではありません。
最後の校長先生への宿題が、お見事。
難題を出した校長先生にちゃっかり仕返ししてるんだもの！

この絵本の初版は１９８２年。
私も子どもの頃は、びゅんびゅんごまに、からすのえんどう…よく遊びました。他にも素朴で楽しい遊びがお話の中に出てきます。大人には懐かしく、子どもには新鮮に感じられるのではないでしょうか？

そして…。私は今５つまわしに挑戦しています。
（校長先生の技＋手と足の対角線上にもうひとつです）

ひまわり

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投稿者：ゆみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の校長先生、時代が違えば「日活ニューフェイス」って感じでしょ（古すぎ）。
気難しそうでなかなか…。
子どもの一人がけがをしてしまったので遊び場に鍵を掛けてしまいました。
え〜！？
さあどうする！？
この問題を解決するまでにいろいろな遊びが出てきます。
びゅんびゅんごまがそのメイン。

「ああ、これ、やった〜」
「とくいだったわ〜」なんて
声が聞こえてきそう。

子どもなりに「鉄壁の守り」ともいえそうな校長先生に
交渉していく姿を応援しないではいられません。

林明子さんには子どもがいなくて、過去に「作品のモデルは姪です」と言ってました。

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投稿者：星の子マミー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　今、ベイブレードっていう、こまみたいなのが流行っているけど、ベイブレードの、攻略本をよむまえに、小学生に読んでもらいたい本です。
　舞台は、かえで小学校。昔よくあったような二階建ての木造校舎。校庭以外にも「あそびば」というなまえの森があり、ここは、本当に天国。天然のアスレチックがいっぱいあります。
　霜が降りるくらい寒い冬のある日、一年生のこうすけは、いっぽんばし（倒木を横たえているのを、そうよんでる）の上をかたあしケンケンでわたろうとしたところすべって、骨折してしまいます。その日以来、「あそびば」は鍵がかけられ、立ち入り禁止になってしまったのです。
　四月になり新しい校長先生がきたのをきっかけに、こうすけたちみんなの夢「あそびば」を開放してもらおうと、お願いにいきました。そこで校長先生がとりだしたのがびゅんびゅんごま。これをまわせば開けてくれるらしい。でも、ちょっとへそ曲がりないたずら校長先生は、つぎつぎと、難題をぶつけてきます。あきらめずに挑戦し続けた結果、八日目にしてみんなの夢広場「あそびば」の鍵があきました。
　校長先生とこどもたちの心のふれあい、草花を使った遊びなど、自然がいっぱいあふれてる、ほっとする絵本です。林明子さんの絵が、いっそうお話を盛り上げてくれている感じです。

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投稿者：かれん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　学校の校長先生って　近寄りがたい雰囲気がしません？
ここに出てくる校長先生は、あまのじゃくでちょっと意地悪です。

　かえで小学校には、運動場に続く遊び場があります。
遊具のある遊び場ではなく、自然そのもの。林の中です。
木と木をロープで結びつけ、ブランコを作ったり、倒れた木は、一本橋。ちょっとした平均台です。

　この一本橋は、一年生の力ではなかなか渡れません。
でも、最初にわたる事が出来るようになったのは、こうすけ。
だけど、ちょっと調子に乗りすぎて、滑って足を骨折してしまい、
それから、この遊び場は閉鎖されてしまいました。

　2年生になり、どうにかあの遊び場を開放して欲しいと　校長先生に頼み込むこうすけ達。
校長先生は、こうすけ達に問題を出します。
びゅんびゅんごまを回せるようになったら…。
でも、あまのじゃくな校長先生、一つまわせるようになったら、二つ、三つと段々増やしていきます。
こうすけ達の挑戦は続きます。

　テレビやゲームに夢中になっている子どもたちとは違い、
このかえで小学校の子どもたちは、自然を使った遊びを沢山知っています。
こんな沢山の自然の中で育っている子どもたちがとても羨ましく思います。

　厚紙と糸だけで作ったびゅんびゅんごま…私は一つ回すのが精一杯でした。