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この本を原作にした合唱曲を唱ったことがあります。
本を読みながら、音が蘇りました。
鄙びた村が工場建設によって開かれていく様子、それに伴い破壊されていく自然、その自然に寄り添って暮らしていた人と生き物たちの想い、公害病に苦しむ人々の姿、家族が亡くなって残された人の想い…。
文からも十分伝わってくるものがあるのですが、それぞれのページの絵も語るものがあります。
繰り返してはいけない物事を思いながら、今現在も破壊されつつある環境のために、自分の出来ることを少しでもしなければと思いました。