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紙の本
文化人類学の古典、評判の高い著作、期待が大きかっただけ、やや幻滅
2005/08/15 11:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
R. ベネディクトの「菊と刀」は、戦後の日本(人)論の原点になった本である。この本から戦後の日本論、日本文化論が展開してきたと言える。同じ著者によるこの「文化の型」は、文化人類学の古典になりかかっている、評判の高い著作である。学生時代に 「菊と刀」を読んで以来、久しく読んでみようと思いつつ、手に取ることがなかった。日本論や日本文化に関する多くの本に、度々参考文献としてあげたあることから、ついに読むことにした。北アメリカ南西部ニュー・メキシコのプエブロ・インディアンのズニ族、東ニューギニア南沖合いのダントルカストウ郡島のドブ島民、 北アメリカ北西海岸地方バンクーバァ島のクヮキゥトゥル族、と三つの、独自の支配的理念のゆきわたった、個別の未開文化の事例について、その習俗風習を詳細に紹介してある。その後、社会的逸脱の領域を考察することによって、それらの文化と現代アメリカ文化との比較を、行っている。そこでは、文化及び社会の相対化を基盤として、文化統合について説明している。日本語訳がよくないのか、 この文化統合ということについては、良く理解できなかった。期待が大きかっただけ、やや幻滅した。
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