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爬虫類館の殺人 みんなのレビュー

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

緻密な伏線

2004/08/25 20:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やかまし屋の名探偵ヘンリ・メリヴェール卿が活躍するシリーズです。何よりも本書は、その密室トリックが有名です。また本書の、結末に至る道筋はカーという作家の緻密さを表わしているように思えます。

 まず伏線の張り方が上手です。地の文だけでなく、登場人物の発言一つとっても非常に考え抜かれているように感じます。状況と登場人物の動きがトリック解決に綿密に関係していて、最後の部分でそれらが一挙に明かされるのは爽快です。

 いつものドタバタ劇も健在で、メリヴェール卿はのっけから大蛇とのチキンレースを展開しています。また本書には、極めて性根の悪い女商人が登場するのですが、これがなんとも嫌らしく描かれています。カーは文章ではなくプロットで勝負する作家だと思われがちですが、なかなかどうして人物描写も上手です。

 何より本書で使われている密室トリックは、構造としては単純で、とても簡単に理解できるものです。そう言った意味でカー最初の一冊には丁度良いのでは無いでしょうか。

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紙の本

魅力的なメリヴェール卿

2021/07/18 10:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵ヘンリーメリヴェール卿の魅力が詰まった一冊。冒頭から爬虫類館での冒頭のドタバタの様子は面白く、そこから流れるように密室殺人事件が発生。1940年代の作品ということで、戦時体制下で空爆をうけているため、作品の中でも灯りが漏れないよう灯火管制が敷かれているのが特徴的。トリックや犯人が誰かというよりも、メリヴェール卿の犯人への仕返しが痛快なストーリーでした。

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2005/11/29 10:00

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2009/10/15 20:25

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2010/09/16 12:27

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2018/04/26 23:02

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2021/07/18 10:43

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