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紙の本
25年も前の古い本に、子供のころの周りの人のひととなりを感じた、懐かしい感じがした!
2009/02/01 08:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻が小学生の時に読んだ本書を古本屋で見つけたらしく、子供に読ませたいとして購入してきたもの。どれどれ、と自分も読んでみた。
給食を残さずに食べる、というのは我々世代であれば、小学生の時には必ず言われていたことであり、好き嫌いのあった方にとっては最も嫌な思い出に通ずるものらしい(妻もそのひとり)。人のものも貰いながら給食を思う存分楽しんでいた自分にとっては、幸いその様な苦い思い出はない。
本書では、給食を残さず食べるという場面から始まる。実は本書に登場する古谷先生は、にんじんが食べられない。前の学年で厳しくしつけられた生徒達は、ある生徒が古谷先生に給食を残しても良いか尋ねた返事「いいよ」に驚きと違和感を感じる。ある時1人の生徒が思わぬ所でその原因が判明し先生に手紙を渡す。先生の手紙への反応も良く、事実が判明しても先生を責める気にもなれず、その生徒は先生につうしんぼをつけようと決心する。
本書はこの先、蚕の話や夏休み中の先生の旅の話、生糸を使った織物の話などから、古谷先生のつうしんぼの評価がなされていく。そこにはとなりのクラスの白井という女性の先生や蚕をくれたおばあちゃん、生徒の母親などが生徒に様々な示唆をする。
生徒から突然手紙をもらったり、蚕を渡されたりした、古谷先生のとても素直な感情や態度はとても好感がもてる。最近人の話を素直に聞けず、「ムカツキ」、「イラツキ」、切れる人が多い中で、25年も昔の本に、当時のひととなりを見た様な感じがした。懐かしくも感じた。
先生のつうしんぼは???、先生はにんじん嫌いを克服できたのか!?
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