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初版は、Field Theory in Social Scienceの飜訳である。
社会科学、特に心理学において場の理論を構成するための概念を紹介している。
1 位置(position)
2 移動(Locomotion)
3 認知構造(Cognitive structure)
4 力(Force)
5 目標(Goal)
6 葛藤(Conflict)
または平衡(equilibrium)
7 恐怖(Fear)
または期待(expectation)、希望(hope)
8 支配力(Power)
9 価値(ideology)
これだけでも十分な意味がある。
具体例で、黒パンと白パンの例など、決定がもたらす影響を説明しているなど、具体例に富んでいる。
実際には社会科学というよりは、社会心理学である。
1976年に、著者らが
Field Theory As Human-Science: Contributions of Lewin's Berlin Group
という本を出している。
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「学習と呼ばれるものの中で、我々はすくなくとも次の類型の変化を区別しなければならない。(1)認知構造(知識)の変化としての学習。(2)動機づけの変化としての学習(好嫌の学習)。(3)集団所属性の変化。或いはイデオロギーの変化としての学習(これが文化内における成長の重要な側面である)。(4)身体の筋肉を有意的に統御する意味の学習(これが言語とか自己統御というような技能を獲得するひとつの重要な側面である)。」(p.78)
「文化は、如何なる価値が認められるかに関して異なっているのみではない。異なった活動が連結されるものとして見られる仕方の相違が等しく重要である。」(p.91)
上記2点の表現はある意味で矛盾している。学習の分類の中に文化的なものを含みながら、文化の説明として価値や行動価の違いを用いている。であるならば、文化の学習を異なる制約のランク付けの違いとして最適性理論的にとらえれば済むのではないか。
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社会的習慣を破り、新しい力を附加するとき、現在の水準はL=0,それに0より大きい力を加えるということはfL,n >0, nの方向に異なった水準まで押し動かすこと。その変化量Δは+Δである。
→血行力学反応も、安静時の水準を0として、それとことなる血圧、心拍数、拍出量、心拍変動を示す時に、その現象の方へなんらかの力が動かすのである。その変化は、安静時の水準を変化させるにたる力が附加される場合にその分だけ観察されるのであり、式はL=0+nであるのだtど考えることで、変則性のある結構力学反応の法則が定立できる。
しかしこれではどうとでもいえる、解釈として不十分