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「はてしない物語」や「モモ」のエンデの作品。
どこともなく繋がる短編で成り立っている作品で、読むたびに新しい発見をする。何度でも味わえる作品。
読む人にとっていろいろな見方のできる本です。私はいつか答えを見つけるぞと思って読んでいる。でも答えなんてないんだろうな、きっと。
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最初に読んだときは全然わかんなかった…けど、なんか、グラッときたのはわかった。いまも時々読み返します。99人の王子様っていう言葉がずっと心にずどんって入ってる。
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誕生日に贈ってもらった本。…でもその頃はまだ小学生だったので、夜ベッドの中で読んでは怖くて眠れなくなってました。シュール。それこそ題名みたいに、ずっとずっとずっと続いていて、また同じところに戻ってきてしまうような感覚に随所でなる。クセになる。
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30の短い作品からなる短編集
父であり画家のエトガル・エンデの挿絵が添えられています
まさに迷宮のような物語
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私にとっては、エンデといえば「モモ」や「はてしない物語」よりもこれ。
怖いけれど不思議に引き込まれる世界。
小学生のとき、毎晩一章ずつ読んでいくのが楽しみでした
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エンデは本の中に人を入り込ませるのが好きなのかな。
ネバエンは冒険ですが、こちらは迷宮。
物語は「わけのわからない部屋」みたいで、ひとつ抜けるとまた次の「わけのわからない部屋」があり、更にその次も、その次も。
読み進めるごとに、どんどん迷宮の奥深くに迷い込んでしまうのです。
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わっけわからんけどそこがまた魅力的で面白かった。短編集なんだけど、「鏡のなかの鏡」というまさにタイトルどうりで、前の話の一部が次の話にもでてくる。それを探すのもまた面白い。不思議だけどついページをめくってしまうおもしろさがあった。
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なんともいえない気持ちの落ち着かない、怖いといってもいい話なんだけど、たまに読みたくなる。
「はてしない物語」や「モモ」とは違うエンデの一面がみられて興味深い。
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訳丘沢静也。高柳、児童文学ではミヒャエル・エンデが一番好きです。小学生の頃から『はてしない物語』が好きで、『モモ』と同じ作者だと知って驚いたのを覚えてます。
もう二月くらい前に買い取って、「あとで買おう」と思い忘れていたところ、パートさんが105円の値札をつけて売り場に並べていたのでその場で掻っ攫ってきました。
三十の短編からなる連作集で、それぞれの話にタイトルがついてない。だから目次のページにはその話の冒頭部分が抜き出されているのだけれど、一番初めの話に高柳はやられました。
どれも微妙に歪んだ世界ばかりで、ああすごいな、と思う。児童文学と幻想小説を足した感じ。二では割らない。それくらい世界がすごい。高柳は根っからのミステリ読みで、オチがない話は苦手だけれど、この人の書く物語は本当にすごいと思う。こういう世界を自分も創りたいと思う。
何だろう、ナンセンスな状況や人物や会話をただ書いているわけではなく、明らかに意味が込められているのが伝わる、読み取ろう努力をしないと読み取れないだろうけれど、絶対に何か意味があるんだろうとそう思わされる。
ただここまでこの本が気に入ったのはやっぱりオチがあったからなんだろうな。ネタバレになるので一応反転。
非常にありがちだけれど、「最後の話で最初の話へと繋がるようになっている」。最後だからか分かりやすくはっきりと書いてあったけど、もしかしたら「他の短編も少しずつどこかが繋がっていたのかもしれない」と読んだあと思った。(役者あとがきにそう書いてあった。どうやら高柳が気付けなかっただけみたい。)
高柳の印象に残った話は1番目と4番目。26番目と、ラスト30番目。
抜粋。1番目の冒頭。
許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。
05.11.25
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大好きです。
オチがあるのか無いのか(私が気づかないだけっていう可能性も含め)わからないけど、シュールな感じ。
たまにホラーなリアルも感じたりしつつ短い話がたくさん入ってました。
個人的に家の中にお母さんと娘がいてお父さんが庭にいるあれが好きです。
なにが?と聞かれてもなんとなく、としか言えないんですけど。
いい話でもないんですけど。
気が向けば何度も何度も読んでます。
最後の話が最初に繋がったのが地味に感動しました。
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原点に戻ろうと思い、読む。
ミヒャエル・エンデ、だった。
確固たる思想。個性。
理路整然と狂気を描く。
鏡の中の鏡という、迷宮。
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鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる,30の連作短編集.ひとつずつ順番に,前の話を鏡のように映し出し,最後の話が最初の話へとつながっていく.このめくるめく迷宮世界で読者が出会うのは,人間存在の神秘と不可思議さである.『モモ』『はてしない物語』とならぶ,大人のためのエンデの代表作. --This text refers to the 文庫 edition.
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夢を見ているような物語。つじつまが合わない、自分ではどうすることもできない。空を飛べるのに、床から30センチくらいの高さを飛んでいるような、違和感と達成感のなさを感じる。でも、続きを読んでしまう。
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その時の気分や体調でその感想が大きく左右されそうな本、違った言い方をすれば次読めば違う箇所に反応しそう。
それ位輪郭がもやもやしているようで、明瞭にも思える兎に角奇妙奇天烈な作品集。相当に強烈かと。
一つ明確に断言できるのは手軽に読める本ではないってことかと。