紙の本
ルンルン
2020/01/04 19:13
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今読んでも痛快な、林真理子さんのエッセイ。当時の世相などもなかなか興味深く、今でもかわらない女の気持ちも良いです。
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物を書くことを仕事にできたらなあと思っていたOL時代に、「ぜったいに読むものか!」と思っていたのに、つい気になって読んだ林真理子の記念すべきデビュー作。
実は、高校生のときに『ギャルズライフ』という、PTAから品性下劣指定を受けていた少女雑誌のワンコーナーで彼女がお悩み相談の回答者というか、頼れるおねえさんの「マリコさん」として登場していたことを知ってる人はどのくらいいるんでしょうか。白黒ページでヘン顔してたもんで、「ルンルン〜〜」で注目されたときにお顔を拝見してびっくりした記憶が・・・。すいすい読めて面白かったはずなのに、ムカムカしてた当時のワタシを「あはは、悔しいんだねえ」と笑ってあげたい気持ちになります。
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あまりの毒舌ぶりに初めは苛立ちさえ覚えたけど途中から気持ちよくなった。すぱすぱものを切る気持ちよさ。こんなに本音を出して書き上げた林さんに拍手したい。日常の毒吐きなんだけどおもしろさもプラスされててよかったかも。お洒落とかに参考になる事がたくさんあったのでそこが1番よかったと思える所でした。
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「お金ってあると気持ちいいよー。」「名前が売れてくるのってチヤホヤされて最高よー。」
なかなか言えることじゃないです。
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何度も読みたい話じゃないけれど、発見はあった。
心の中の一番奥に隠しておいたクサイものを目の前に突きつけられるような。
それにしても、やっぱりブスはひねくれてる。
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よい醜さとわるい醜さ。というものがあるのなら、林真理子のエッセイはそのどちらも含んでいて、かつ、それがバブル前夜という時代の空気を文字の上に上手に生かし、表現している点で、まぁ、いいんじゃなぁい。
よい醜さ:女性の欺瞞、欺瞞ゆえの美しさというものを理解し、そのことを書こうと意欲する点。
わるい醜さ:文が下手。それに尽きる。
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「普通女子」になりきれないきれいな人への憧れを
卑屈に赤裸々に綴っている…とでも言うのでしょうか。
そんな生き方もいいけれど…分かるけど…
代弁者的立場を取って金とるほどのもんじゃないかな、なんて思っちゃったり。
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-友人のことはなるべく悪くいいたくないのだが、私の女友達というのはかなり性格がよくないのが多い。おまけに嫉妬深いので、群を抜いてお金持ちの私は、いろいろと苦労が絶えないのだ-
なんて始まる痛快さ。この本、昭和60年に初版ですが、今読んでもオモロイ。林真理子恐るべし。
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短編でちょっとした時間に読みやすい。
林真理子さん面白い。ある分野では私と似た感覚なところがあってまた笑えた。
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家にあった
林真理子、なかなか言うな〜。
こういう歯に衣着せぬエッセイが彼女の一番の自分の表し方なんだろう。
自分よりかわいくて世渡りもうまい女の子とかにムカッときたときに読むといいかもしれん。笑
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面白かった。林真理子っていうだけで何となく広告戦略ありきっぽくてずっと読んだ事なかったけど、もっと早く読めばよかった。自分が社会に出る前に読んでたらもっと楽しかったかも。OLの話と矢野顕子の話が面白かった。
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林真理子のエッセイが
読みたくなったのだが
図書館見当たらず、
冬に上京したときに
ブックオフで100円で購入。
若い頃は、
林真理子のエッセイが
あまり好きではなかったが、
年を経て再読してみると、
その軽妙な文章と
自分を客観視してる視点が
「これぞ林真理子の芸」
と思わされた。
そういうわけで、
★4つにしてみた。
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天才少女登場か?!
コピーライター時代の林真理子が、下品、下劣、露悪、と罵られることを覚悟して書いただろう内容が盛りだくさん。それも自分自身のことを題材にして。憧憬や敬慕でなく、「ヒガミ、ネタミ、ヒソミ」が満載。若い女性が、若くなくても女性を意識した人が、しなかっただろう言説をマスメディアに流した功罪に満ちたエッセイ集。
しかし、爽快感も詩情もなくはありません。上述の欠点も時代が下ってみれば、今や多くの人があけすけに行っています。TVだろうと何だろうと。そうした時、前時代的な大和撫子とはいかないまでも若い女性に期待する嗜みを多少匂わせる(臭わせる?)彼女は、むしろ佳い人という意味で、佳人とすら錯覚します。
今や醜女とかブスとは性差があればなおのこと、女性に対して言えない時代になりました。それが本当に幸せなことかどうか、というのが読後の忌憚の無い感想。男女同権とか女性の解放の一つの成果、かも知れません。
何にせよ、後に彼女が文才を活かして小説を書いたのは、個人的な体験には限りがあり、体験をエスカレートされても結構困ったことになったでしょうから、幸運だったと思います。
誰にとって?。
彼女を見聞きする全ての人にとって、つまりあなたも私も。
残念ながら、いや全く。
2010/05/25、読了。文教図書館から借用。
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こういうヤな感じの人が、どんなことを考えてそういうことをしているのか、とっても興味深かったから、よかった(笑)
この人は、とってもかっこいいと思う。
自分が持っているものが何か、知っている。
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これが私の生まれる前に発行されて世に出回ってたのが驚き。ビデオやディスコとかの今じゃあんまり使わない単語が出てくるまで、そんな昔のエッセイとは思わなかった。
林真理子って純粋で素直やと思います。そしてすっごく勇気がある。自虐的な内容を洗いざらい、よくここまで書けるなぁと思いました。
所々に少し切ない、考えさせられる部分や納得や発見があった。
林真理子が書いたのではないけど、最後の「解説」ページが解説になってなくて(自分が言葉をよく知らないのもあるけど)あまり好きじゃない。
「自信は美徳」って言えるほどのナルシスト、うらやましい!