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以前から読んで見たかった岡本 綺堂。
面白い!
人情といったものよりも、謎解きが主流かな。
ちょっとした「おかしいな?」っていうところから、勘を頼りに事件を解決する半七。
その語り口調も実にいい。
第一巻目、終わりの解説は、都筑道夫による。まだなめくじ長屋を書いてらした頃のようで、またなめくじ長屋、探そうって思った。
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目次
お文の魂
石燈籠
勘平の死
湯屋の二階
お化け師匠
半鐘の怪
奥女中
帯取りの池
春の雪解
広重と河獺
朝顔屋敷
猫騒動
弁天娘
山祝いの夜
解説 都筑道夫
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「月光夜噺」において、なにやら絶賛されていたので
気になって手に取ってみる。
いや、なにこれ、おもしろい。
大正時代に書かれただって?全然古くない。
なんだか、話の上手いひとが、ひっじょーに分かりやすく
事件のあらましを説明してくれているようで、
まさしく、作品の在り方が、聞き書きなわけだが、
その真骨頂って感じ。
無駄がない。
かといって、事務的ってわけではなく、そこに確かに江戸の人たちが生きている。
こーゆーことがあったんでさあっと半七老人の昔話を本当にそのまんま閉じ込めたよう。
これは、全六巻読んでみるべし。