サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

ハーメルンのふえふき ドイツの伝説 みんなのレビュー

絵本

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

口約束も約束のうち。

2002/06/01 06:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る

「笛の音を聞いてみたい!」
幼い頃、このお話と出会ったとき、単純にそう思いました。
親になった現在、再び読み返すと なかなか奥深く考えさせられるお話です。

13世紀(800年ほど前!)から、北ドイツハーメルン町で語り継がれている伝説、
「ハーメルンのねずみとり男」
130人ものこどもが町から姿を消してしまうなんて、
なんとも奇妙な話ではありませんか!
お話の中には、大人のズルイ部分がはっきり書かれています。
市長はその代表的な存在です。
口約束とはいえ、金貨百枚でねずみ退治をお願いしたのに
退治したあとも、お礼をしぶる市長。とうとう ふえふき男は、こう切り出します。

     「町にはネズミは、もう一ぴきもいない。
     市長、あんたは お礼を、だすのか ださないのか?」
     「ネズミとり男よ、全市民と市会議員の名において、お礼は ださない!」

このことばをきいて ふえふき男が立ち去る場面、
闇のなか振り返り こちらをじぃーっとみつめる姿は印象的です。
口約束とはいえ、約束は約束です。
特に、人の上に立つような立場のひとが その場の感情や
目先の損得で カンタンに約束を破ってしまったり、
なにか不都合なことがあれば、責任転化して その場をしのいだりする。
それは許されないことなのだと お話は語っているような気がします。

こどもがひとりもいない町。
考えただけでもおそろしく さみしい光景です。
最後の場面をみると、町は真っ白な雪におおわれて描かれています。
未来や希望、輝ける部分を失った町は、
真冬のようにつめたく凍りついた状態だったのでしょう。

カバー部分に書かれている 小澤俊夫先生のことばによると、
こどもたちが連れ去られた通りを“音楽禁制通り”といって、
今でもそっと通ることになっているのだそう。
ハーメルン町、いつか訪れてみたいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2015/11/21 19:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。