ＣＯＢＯＬ入門 改訂版 みんなのレビュー

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投稿者：神楽坂　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ビジネス用プログラミング言語COBOL。データ構造が分かりやすく、文法も英語に近い。銀行のオンラインシステム等用途は多いが、プログラミング言語としては設計が古く、使いにくい。一つ一つの予約語が長くデータ定義にも手間がかかるため、同じ内容でも他の言語の概ね２倍の分量になってしまう。だから、新規のシステムを書くのにCOBOLが使われることは少ない。今からCOBOLを学ぶ人の多くは、既存のプログラムのメンテナンス等で必要になったのだろう。
　この本は、基本的な文法の説明に加え、具体的な練習問題を通してCOBOLのプログラミングが学べるようになっている。なかなかクセのある言語なので、具体例を示してもらわないと分かりづらいのだ。どういうデータ構造の組み立て方をすればCOBOL的なのかが分かれば、あとはそう難しくない。COBOLならではの数値・文字データの転記や編集の解説などは詳細で親切である。