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家にあるのは改訂版ではなく1972年3月15日発行の第3刷。ローレンツの男尊女卑ならぬ犬尊猫卑っぽい視点が少々引っ掛かる。人間とともに働いてくれる動物・家畜を中心に彼のオドケタ文章が展開。犬も猫も好きになろうとしている人には意気消沈本。やっぱり犬が一番の友だと思えてしまうから。
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ヒトって動物の横に並んでいる生命だという事を忘れて、自分たちの良い様に彼らの生活を惑わしている。
忘れがちだけど、エコバック持つ以上に大事な真実がいっぱい描いてある本。
ローレンツ博士、あいしてるゼ!
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今となっては色々と古い内容になっているのでしょうが、とても面白かった記憶があります。
暇つぶしには恋愛もののエッセイよりこっち傾向のを選んじゃうんだよね。知識にも身にもなってないけど
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動物を深く知れば知るほど、オモシロイ。そして愛しくなる。
ソロモンの指輪がなくても動物と語り合えるローレンツ博士の苦労と、それに優るヨロコビが描かれた本。
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コンラート・ローレンツのソロモンの指環を読みました。<動物行動学入門>と副題がついている、動物たちの生態を洞察力深く記述した本でした。動物の行動を見かけで判断してはいけない、その行動を理解して付き合わなければならない、という主張は納得して読みました。一般的に弱いと思われている動物が実際には残酷な殺戮者で、牙を持っている肉食動物は実際には騎士道にあふれた紳士である、という比喩は面白く読みました。私は動物を飼ったことがなく、今後も飼うつもりはないのですが、動物を飼うつもりの人に対する警句も心に留めておこうと思ったところです。
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動物行動学入門
原著はドイツ語で、英語訳がすでに1952年に出たという骨董本である。日高先生の訳が1963年、文庫化が1998年らしい。ロングセラーだが、内容は古い。
観察者として虚飾なく動物の美しくかつユニークな行動を短編にしているのだが、主人公が主として鳥であることが私の個人的な趣%
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1 動物たちへの忿懣
2 被害をあたえぬもの―アクアリウム
3 水槽の中の2人の殺人犯
4 魚の血
5 永遠にかわらぬ友
6 ソロモンの指環
7 ガンの子マルティナ
8 なにを飼ったらいいか!
9 動物たちをあわれむ
10 忠誠は空想ならず
11 動物たちを笑う
12 モラルと武器
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意外に面白い動物の行動に、思い切り笑えるドラマがありました。
動物の知られざる行動の謎など、面白かったです。
動物好きな方にも、動物があまり好きでない方にもオススメの本です。
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ずっと前に一度読んだ本です。
本当に出てくる動物たちがかわいくて、ローレンツさんの実体験が面白くて、また読みたくなりました。
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著者のコンラート・ローレンツは動物行動学者にして、1973年のノーベル生理学医学賞受賞者。
副題に「動物行動学入門」とあるが、学問的な入門書ではなく、動物に関してのエッセイと言った方が良いだろう。
著者が、動物に対して深い愛情を持っているのが伝わってくる。
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動物に対する人間の悪気のない無知に対して、あまりにも厳しすぎやしない?と思いながら読み始めたけど、彼の情熱をみたら納得するしかなかった。
牙を持つ猛獣は仲間を絶滅に追い込まぬために抑制の機能をきちんと持っているけれど、平和の象徴のような弱々しい動物にはその機能は必要がないため、思いがけない仲間同士の残虐行為が行われることがある、という章がこわおもしろかった。
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もう古典に近いような動物行動学の本ですが、面白い。イヌにジャッカル系とオオカミ系がいたなんて知らなかった!ゲンゴロウの幼虫こわっ!ローレンツ先生のゴールデンハムスターのほめっぷりも笑える。
最終章「モラルと武器」は現代に読んでも深いです。武器を持った狩猟動物よりも、平和的に見える草食動物の方が「同類虐殺を防ぐ抑制を欠く」(=同類に対して残酷になれる)のは、なぜか、という話。転じて、武器を創りだしてしまった人間は、この抑制をもみずからの手で創りださねばならないのだ、とローレンツ先生は警告しています。なぜなら「われわれ(人間の)本能にはとうてい信頼しきれないから」。平和って、勝手には成り立たないんだなって痛感させられました。
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古典と言われる動物学の本です。
色々と面白いのですが、同じ種同士の争いは肉食動物よりも草食動物のほうが残忍だという記述には考えさせられます。
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久方ぶりの再読。
当方動物好きではないが(むしろ嫌いな方か)、この本を読むと動物への興味が尽きないと感じるだけでなく、何より作者(そしてその家族)の動物への愛情の素晴らしさに感動せずにはいられない。
特にアクアリウムの記述、これだったらと少々真剣にやってみようかと昔思った気持ちを思い出したが、再読後も同じような気持ちになった。
自分の成長力の無さはさておき、大人も子供も楽しめる文句なく凄く良い本。
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動物行動学と書いてあったので小難しい文字がつらつら並べてあるんだろうな、と遠ざけていたがこの本は違う。初っ端から面白い。動物がここまで人間に近い存在とは思いもしなかった。これで私が飼っている犬のことも少しはわかるかもしれない(笑)難しそうだと思って読んでない人は是非読んで!