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猫たちにきゅーんとくる!!!!
とはいってもまるで媚びのない猫ばかり。まえがきで唐十郎さんが「抱かれるとむずがり、抱かれない哲学を胸に秘めた猫」と書いてるのが言い得て妙。
きゅっと眉間にしわを寄せるように眼をつむってる猫の表情が一番好きだー。
庇の上とか、台所に作りつけの棚の上とか、何でそんなところに?という猫たちもたくさんいて、猫の魅力満載。
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この人の猫は本当にいい。
この人が武田泰淳氏と武田百合子さんの娘であることを知ったのは随分と後から。
とにかく、猫の貫禄。
写真に温度があります。
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道端で猫を見つけた時のラッキー感。そういう気持ちをよみがえらせる写真の力がすごいです。存在感はすごいんだけど、猫達が本当に自然で素朴。今となっては日本の古き良き風景も一緒に楽しむことができる一冊。途中入るエッセイもこの本の魅力をぐっと引き上げてます。お値段がちょっとはるので、★4つで。
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武田百合子さんのお嬢さんで、富士日記他の作品に
しょっちゅう書かれている武田花さん。
彼女の写真集を見たのは初めてです。
忘れられたような町と、そこでひっそり暮らす猫たち。
もうこの町並みも猫たちもこの世には存在しないだろう。
そんな寂しさにあふれている。
私は猫が好きだからノラ猫の写真を見ると胸が痛くなる。
ノラ猫は自由気まま、誇り高く生きているという人もいるけど
私にはそうは思えない。ギリギリの所で精いっぱい生きるだけ。
だからノラ猫の写真集を出す人への思いも複雑なのだ。
地域で愛される猫もいるけれど、それはわずか。
この写真集の町と猫を見ると胸が痛む。強い瞳にひるんでしまう。
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「作家の猫」に載っとって気になっとった写真集なんやけど、前書きは唐十郎らしいということで買ったー。
廃墟っぽかったりレトロやったり、寂れたよーな雰囲気と、そこにおるぜったい触らせてくれなそーなねこの組み合わせたまらないよ。
こんなとこ少ないやろーね。
カラーの写真でもいいかな。