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【ぼくは王さま】シリーズ。王さまは、一日中遊んで、食べて、楽しいことをして過ごす。子どものような王さまだけど、これでも苦労してるんだ!ってな訳で、4話収録されている。特に、「ウソとホントの宝石箱」がお薦め。
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-内容- 王子の誕生祝いに、国中の人に卵焼きをごちそうしようと象の卵を探したり、シャボン玉の首飾りを作ったり、愉快な王さまのお話4話。
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「児童青少年の読書資料一覧」(中多泰子 ほか『改訂 児童サービス論』樹村房、 2004)の、「小学校初級から中級むき」で 紹介されていたので、図書館で借りた
まえがき「どこの おうちにも こんな 王さまが ひとり いるんですって」
第1話 ぞうのたまごの たまごやき
第2話 しゃぼんだまの くびかざり
第3話 ウソと ホントの 宝石ばこ
第4話 サーカスにはいった 王さま
子どものように無邪気な王さまが繰り広げるお話がおもしろく、擬音語に独特のテンポを感じて、お話に入り込んでしまう
連作短編集なので、子どもも一気に読めてしまうのではないだろうか
内容も適度に風刺的で、子どもの感じる力と考える力を刺激しそうだ
第1話では、たまごからはどんな動物がうまれるんだっけ?と考えたり、第2話では、王さまの優しさや純粋さを感じた
長めの第3話では、王さまと一緒に何で?と考えて、第4話では、どきどきすると同時に環境(存在が意識を決定する)の大切さを感じてしまった
本作の絵は和田誠さんのもので、私が小学校の頃に親しんだ王さまの顔とは違う
けれどこれはこれで、ひょうひょうとした感じがいいと思った