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”天は自ら助くる者を助く” その例が沢山載っている本です。自助に的を絞っているところが良いかもしれません。
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ハイブロー武蔵さんの本を読んでいた数年前から気になりながらも読めていなかった本でした。
人生を楽しくワクワク生きるエッセンスを先人達の生き方を交えてとても良い本でした。
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中学の頃はまってたジョン・トッドの『自分を鍛える』に似てますねぇ。同じエピソードもちょろちょろ。もちろんこっちが元ネタなんでしょうが。おかげで原点に立ち返らせてもらったような気がします。
大事なのは自助の精神だよね。とくに五体満足なんだからおれは。甘えたこといつまでもほざいてんじゃねんだよってぇの。勤勉に努め、人格を練磨し、そしてわが道を心行くまで進むべし。
簡単な文体なんでホントに最近の自己啓発本みたいな感じで読めました。
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約150年前にイギリスで書かれた本であり、当時のベストセラーとして幕末明治維新という時代の日本でも翻訳され、これまたベストセラーになったという。数多くの具体例がこれでもかといわんばかりに、示される。ただ登場人物がその当時の人物であるため、日本人にはややピンとこない点がやや難点である。
ただ思うに、いつの世にも善人と悪人がいること。よき人生を歩むには、古今東西変わらぬ真理があるということで、それを求める人はいつの時代にもいるということ。ただただ繰り返し繰り返し学び続けることが必要だということだ。
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中学生のころ、親父に買ってもらって感銘を受けた一冊。
これを読むと、努力なくして成功はないということを再確認できる。モチベーションが落ちた時に読むと、やる気が回復する。
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教科書に出てきたため、名前だけは知っていたが、当時はただ盲目的に作者名と著者名を覚えただけだった。星新一氏が自身の父親について書いたいくつかの書物の中で、父親が自助論を愛読していたと書いてあったので気になっていて、やっと読破。有名・無名(当時は有名だったのかも?)な人々が如何にコツコツと努力してきたかがひたすら書かれており、そうあるべきであると説いている。
引用文に関し、開発援助関連で最近言われている事がそのまま書いてあることに驚いた。逆に言うと1850年代から人間は何も学んでいなかったのか・・とも捉えられる。
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「天は自ら助くるものを助く」ということを一貫して伝え続けている本です。
勤勉こそ幸福への唯一の方法だと思いました。
例がいくつも紹介されていて、訳者が言うように、その事例をこんなにもたくさん見つけ著者スマイルズは敬服に値します。たくさんのレ点をつけてしまった!
「外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神 こそ、その人 間をいつまでも励まし元気づける。人のために良かれと 思って援助の手を差し伸べ て も、相手はかえって自立の気持ちを失 い、その必要性を忘れるだろう。(中略)い ちばんよいのは何もしない で放っておくことかもしれない。」(P.10)
自助の心こそが、人間を成長させるということです。私も手取り足取り教えることは良い教育だとは思いません。先ほど弟が「ウェブマネーを買いたいから教えて」といってきたのですが、ウェブマネーの仕組みと買い方を全て教えてしまったら弟は何も学びませんでした。しかし、あえて放っておいたことで自分で買いデジタルの知識を少しでも学ぶことができました。このように、放っておくことで、自らなんとかしないと何も起こらない環境を作ってあげることが良い教育者なのかもしれません。
「どんな学問や研究も、それ自体をどう使えばいいかについては教えて くれない。そ の一方、現実生活をよく観察すれば、学問によらずとも学 問にまさる知恵を身につけ ることができる」(P.15)
日本の公教育はどんなに知識を植えつける型の授業を展開しても、学問にまさる知恵を与えていないですよね。それはつまり日本という国は、先ほどあげた「自らなんとかしないと何も起こらない環境」であるので、自助の心を持つことが日本では必要とされていることと考えられます。
「人間の進歩お速度は実にゆっくりしている。偉大な成果は、決して一 瞬のうちに得 られるものではない。そのため、一歩ずつでも着実に人生 を歩んでいくことができれば、それを本望と思わなければならない。「い かにして待つかを知ること、これこそ成 功の最大の要請である」と、フラ ンスの哲学者メストルも語っている。」(P.31)
知識・知恵というものが立体的につんがり、人間の英知となるには時間がかかるということでしょう。そのような頭脳を持つことが出来れば、飛躍的な成果を残せるでしょう。この忍耐の考え方は、「ビジョナリーカンパニー2」で紹介されている、偉大な組織になるために必要な弾み車の概念と似ておりますね。
「愚物を大物に変える「一時間」の差 (中略)毎日一時間でいいから、無為に過ごし ている時間を何か有益な目的のために向けてみるがいい。そうすれば、平凡な能力 しかない人間でも必ず学問の一つくらいマスターできるようになる。そしてどんな無知 な 人間でさえ、十年もしないうちにみちがえるほど博識な大人に変わっていくはずだ 。」(P.58)
一日一時間の大切さが分かります。一日一時間を有意にするかどうかで、年間365時間の差が生まれ、十年間で3652~3653時間の差が生まれます。おそら��、学問は究めていくにつれて、おもしろくなっていき、名目勉強時間はこれ以上増えるかもしれません。また、知識が立体的につながっていくため、実質的勉強効果ももっと高いものになっていくのいではないでしょうか。
「諸君が天才の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵 まれていないとしても、勤勉がそれに取ってかわるだろう。」(P.81)
成果を出すことができるのは天才だけではないということです。天才でない場合も、勤勉が天才の才に取って代わってくれるということなので、成果を出すために勤勉すればよいというわけです。天才でない私にとっても強い励ましの言葉となります。
「長生きするにつれ、ますます確信を持って言えることがある。強者と弱 者の違い、偉人と取るに足りない人間との違いは、その人間が旺盛な活 力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が 定まったら、あとhが勝利か死のい ずれかしかない-そう断じ切る決意 が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世に不可能な ことは一つもない。逆に、それを備えていなければ、どんなに才能や境遇 やチャンスに恵まれていようと、日本愛で歩く動物の域を出ず、真の人 間にはなれならいだろう」(P.107)
ずしり思い文章です。旺盛な活力と「これを成し遂げるのだ」という決意がなければ、たしかに日常をのうのうと生きているだけなのかもしれません。
「今日なすべき仕事を明日に延ばすな」(P.120)
はい。「明日やろうは馬鹿野郎ですよね。。」
「時は金以上なり」(P.124)
なるほど確かに、そうですよね!!
「失われた富は勤勉によって元通りにできるかもしれない。失われた知 識は勉学によって補充でき、失われた健康は節制や薬で取り戻せるかも しれない。だが、失われ た時間だけは永遠に戻ってはこないのだ。」 (P.125)
「他人との約束を守り、待ち合わせの時刻に遅れない人間は、自分の 時間だけではなく、相手の時間をも尊重しているのである。したがって、 誰かと仕事で会う場合にも、その人物が時間に厳格かルーズかを見れ ば、彼が尊敬に値するかどうかがわかる。時間厳守はまた、人間の良心 の問題でもある。約束というのは(中略)一つの契約に他ならない。約束 を守れない人間は、相手の時間を不当に浪費するばかりでなく、誠意に そむく背信行為を犯しているに等しい。(中略)こう考えてくると、(中略) 時間に無頓着な人間はビジネスにも無頓着であり、そんな人間に重要問 題の処理をまかせることはできない。」(P.125)
時間を守ることは、プロのビジネスマンの基礎といえるでしょう。
「最良の教育とは、人が自らに与える教育である」(P.166)はウォル ター・スコットの言葉だそうです。いかにその言葉が正しいかが以下です。「学校教育は、真の教育の手始めにすぎず、精神を鍛え勉強の習慣をつけるという意味でのみ価値がある。」(P.166)子どもに英知を養わせたいと思えば、詰め込み型の教育機関で���なく、真の教育の手始めをしてくれるところをオススメします。もしくは、自分で躾てしまうのがいいかもしれません。三つ子の魂百までと言いますし。
また、「自己修養においては、決断と機敏さも欠かせない。この二つの資質を伸ばすには、人間を若いうちから自立させ、自由行動の機会をできるだけ与えておくべきだ。 過保護や目に余る束縛は、自助の習慣を身につける妨げともなる。」(P.174)とも語っています。先ほど書いたとおり、手取り足取り教えてもその場しのぎの知識を植えつけるだけとなってしまいますね。そのような知識の種は芽を出すこともなく、枯れてしまうでしょう。
「真の教育の目的とは、他人の思想や考えをうのみにしたり頭に詰め 込んだりすることではない。大切なのは知力を高め、有意義な人生を送 れるよう努めることだ。そこでは知識の量より知識を得る目的のほうがは るかに重要な問題である。」(P.179)
言いえて妙です。この書籍を教育を志す人にも是非お読み頂きたいものです。
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少し時間が経ったら、また読みたい本です♪
読んでいる先から心の真ん中に「す~っ」と入ってくるような感じがしました。
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世代を超えて読み継がれる名著です。
若い頃に影響を受け、現在も私のバイブルです。
時代に左右されない価値観に出会えます。
これからの自分を考えたい人にお勧めの本です。
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自己啓発の古典的名著。
多くの著名な欧米人の成功談を集めたものです。
序文の「天は自ら助くる者を助く」という言葉を聞いたことをある人は多いのでは??
自助=自分を助ける・・・努力する!
自分を助け、自分の力で自分の人生を切り拓いていくってことをこれでもか、これでもかと著されています。
成長したい、頑張りたいという人にお薦めです★☆
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◇感想
自分は名声が欲しいのか
自分が善だと思うこと
実りある生活を送りたい
欲張りになってはいけない
◇抜粋
・目次
1.自助の精神
2.忍耐
3.好機、再び来らず
4.仕事
5.意志と活力
6.時間の知恵
7.金の知恵
8.自己修養
9.すばらしい出会い
10.人間の器量
ミケランジェロ「あなたはお忘れになっているんですよ。胸像を10日で作り上げられるようになるまでに、私が30年間修行を積んできたということを」
☆本を読んだら、抜粋と感想
どんな分野であれ、成功に必要なのは秀でた才能ではなく決意だ。あくまで精一杯努力しようとする意志の力だ。この意味で、活力とら人間の性格の中心をなす力であり、つまるところ人間それ自身であるともいえよう。
どんな仕事でも、それを避けて通れないものと考えればやがて手際よく気楽にこなせるようになる。
「なすべきと悟ったことは、全力を尽くしてこれを行え」
ナポレオン「最高に真実なる知恵は、毅然とした決断なり」
バクストン(下院議員、大英帝国の奴隷制度廃止を徹底させた人物)「長生きするにつれ、ますます確信を持っていることがある。強者と弱者の違い、偉人と取るに足りない人間との違いは、その人間が旺盛な活力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が定まったら、あとは勝利か死のいずれかしかないーそう断じ切る決意が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世に不可能なことは一つもない。逆にそれを備えていなければ、どんなに才能や境遇やチャンスに恵まれていてようと、二本足で歩く動物の域を出ず、真の人間にはなれないだろう」
ロシアのことわざ「不幸者と愚者は隣り合わせに住んでいる」
どんなビジネスにも、それを効率よく運営するのに欠かせない原則が六つある。
それは、注意力、勤勉、正確さ、手際の良さ、時間厳守、そして、迅速さである。
ー 第1級のビジネスマンを目指しすにはさらに
すばやい直観力と断固たる意志、如才なさが必要である。
「今日なすべきことを明日に延ばすな」
今日の課題をグズグズと一日延ばしにしていくのは、怠け者や敗北者の習慣だ。しかも彼らは、自分の仕事をすぐ他人任せにしようとする。
失われた富は勤勉によって元通りにできるかもしれない。失われた知識は勉学によって補充でき、失われた健康は節制や薬で取り戻せるかもしれない。だが、失われた時間だけは永遠に戻ってはこないのだ。
心の平安がなければ富など一文の値打ちすらもたない。正直という人格を捨てた彼らには、心の平安が訪れることは決してないのだ。
ラチマー主教は、ある刃物師から1ペニーの価値もないナイフを2ペンスで売りつけられた時、「あの悪党は私を欺いたのではなく、自分自身の良心を欺いたのだ」と語ったという。
7.金の知恵
もちろん、金を人間生活の第一の目的だなどと考えるべきではない。だが、同時に、物質的安定や社会繁栄の大部分が金で支えられている事実��見ると、金など取るに足りないものだなどとはいえないし、聖人ぶって金を軽蔑するのも正しくない。
若者が人生を歩む時、その道の両側には幾多の誘惑が長い列をつくって待ち受けている。彼はその中を押しわけて進むが、誘惑に負けたら最後、堕落は必至である。若者の肉体は天賦の力で満ちているけれども、ひとたび誘惑にふれると、その力は失われる。
サミュエル・ジョンソン「私は禁酒ならできるが、控え目に飲むなんて不可能だ」
ソロモンの箴言「黄金よりも知恵を求めよ。知恵はルビーにまさる。この世に望み得るすべてでさえ、知恵には比ぶべくもない」
富だけを目当てに金を貯めこむのは、心の狭いシミったれた連中のやることだ。賢明な人間は、こんな悪習に深入りしないよう十分注意すべきだろう。さもないと、節約という若き日の美徳は、年をとるにつれて貪欲という悪徳に変わってしまう。
10.人間の器量
リンチ「立派な習慣を身につけるよう気を配るのが、一番賢明な習慣」
外面に表れる振る舞いを見てその人間を判断し好き嫌いを決める、というのが世間一般の常識なのだ。
人によって考え方が違うという事実を、われわれはまず認めなくてはいけない。実際に意見が衝突したら、我慢に我慢を重ねて粘り強く話し合うべきだ。信念や意見は穏やかに主張し合えばいいのであって、何も口角泡をとばしての激論や殴り合いに及ぶ必要はない。暴力沙汰にはならなくても、無礼な言葉が相手の胸につきささり、癒しがたい傷を残す場合もある。このような事態はくれぐれも回避したほうが身のためだ。
ある時、スコットランドの詩人ロバート・バーンズは、エジンバラ出身の若者と散歩に出た。そこへ一人の正直な農民が通りかかったので、詩人は道の中央で丁重にあいさつを交わした。すると、連れの血気盛んな若者は、それを見とがめて詩人に食ってかかった。自分たちより身分の低い人間に腰をかがめるとは何ごとか、というのである。それを聞いたバーンズは、大声でこう叱りつけたという。
「君は何という大バカ者なんだ!私は外套や丸い帽子に話しかけたのではない。むろん木の靴と口をきいたのでもない。私は、その中にいる一人の人間に話しかけたのだ。それだけではない。いいかね、あの男は、君や私やひょっとすると他の誰より値打ちのある人間かもしれないじゃないか」
真の人格者は、他人の行動をコテンパンに批判して事態をさらに悪化させるより、自分が多少傷ついても辛抱する方を選ぶ。また、自分より恵まれない境地にいる人の弱さや失敗や過ちには寛大な心で接しようとする。富や力や才能に驕らず、成功しても有頂天にならず、失敗にもそれほど落胆しない。他人に自説を無理に押し付けたりせず、求められた時にだけ自分の考えを堂々と披瀝する。人の役に立とうという場合でも、恩着せがましいそぶりはみじんも見せない。
これが真の人格者である。日常生活のどんなこまごました場面でも、自分をさておいてまで他人のために尽くそうとする。ーそこにこそ、真の人格者のあるべき姿が如実に示されているのである。
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抄訳というのが、何をおいても最大の問題である。この点に関しては、誤読を生む可能性があり、読者の目を誤魔化すような有り様は避けるべきと思う。
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自己啓発書の元祖です。多くの自己啓発書のもとになっているんでしょうね。いまだに受け継がれており、薦める人も多いですが、やはり時代に合わないところもあるかと思います。特に最近は一応根拠というかとりあえずの裏付けを求められるので、ちょっと説得力に欠ける感じがします。
あと私の場合、この手の話が苦手なんだと思いました。あまり名声とか成功とかに興味がなくなったんでしょうね。