紙の本
本格的なかちかちやま
2001/03/27 01:44
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投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
かちかちやまを知らない人はいないでしょう。しかし、たぬきがお婆さんを殺した後、さらに、おじいさんがそのたぬき汁ならぬ婆さん汁を食べてしまうことを知っている人がどれだけいるでしょうか。
日本の昔話には強烈なメッセージ(かちかちやまの場合は信賞必罰、悪い人を信用しない等でしょうか)が含まれていたということを再認識させてくれます。同じ昔話でも中途半端に子供に迎合したような絵本ではなく、このような絵本を選びたいものです。お薦めの1冊。
紙の本
こわいよぅ
2001/03/18 02:37
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投稿者:もなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
かちかちやまのお話はかなり有名ですよね。でも本当の「かちかちやま」を知っていますか? こわい、こわい、とってもおそろしいお話です。たぬきは本当に悪い顔をしています。でもうさぎだって…。もう一度、手にとって読んで欲しい一冊。素晴らしい赤羽末吉さんの絵で、どうぞ!
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最近はおばあさんと狸が死なないというストーリーもあるけれど、これはババ汁も出てきて狸も死んでしまう残酷な方。
昔々の日本のイメージに合っている気がするのでこちらをチョイス。
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おとぎ話にはときとして理路整然といかない劇的な内容がある。
かちかちやまもやはり凄惨な場面があり、親によっては子どもには見せたくないと思うかもしれない。
過激すぎて「悪いことをしたら後で痛い目にあうぞ」という訓話でもない(発祥が違うのだから当然か)、
むしろエスカレートしていく争い(仕打ち)のむごさが私には印象深くある。
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教育的配慮から残酷なシーンを取り除いてしまったために、大きくお話のバランスを崩してしまった昔話と言えば「かちかちやま」
今の絵本を読むと、うさぎのしつこさに「たぬきが可哀想」とか「そこまで意地悪をしなくてもいいのに」とかのトンデモ感想が出ちゃいます。
そうではありません。
原作を読めば、「是非もなし」と思えるはず!
たぬきは、ばあさまを杵で殴って死なせた挙句、ばあ汁を作り、更にばあさまに化けてそのばあ汁をじいさまに食わせたのです。
ばあさまの骨を見て嘆き悲しむじいさまを笑い、逃げたたぬきだからこそ、あれほどまでにうさぎに懲らしめられたのです。
絵のシンプルさが妙におはなしと合っているのもいいですね。
読み手のばあ汁のシーンの受け止め方で、読める学年が変わるかもしれませんね。
私は低学年にも読みますよ。
大人が配慮をしなくても、子どもはちゃんと受け止めてます。
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本来のこのお話、『仕返し』が大筋にあるんですよね。
それを考えずに、単に残酷だからと言う理由で残酷なシーンを除いているために、【最近のかちかち山のストーリ】は、ただのいじめの話と化しています。
おばあさんが殺される前には、狸の嫁さんが狸汁になっているという話のパターンもあるのですよ……。
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世界一残酷な絵本ですととある方が
紹介されていました。
でも、私は子どもの頃、この かちかちやま が
大好きで何度も何度も読んでいたんです~。
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勧善懲悪のおはなし。
おじいさんが「このたぬきじる、なんだか ばあさまくさいなあ」というセリフがすごい。
たぬきはばあさまを殺しただけでなく、じいさまに食べさせたのか…。
でも、人間だってたぬきを食べてるし、何が何だか深く考えるとよくわかんない。
とにかく悪いものには罰がくだされるってことだね。
現実もそうだといいのに…。
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たぬきがおばあさんを打ち殺して、たぬき汁にして、おじいさんに食べさせてしまうバージョン。残酷なので子供達びっくり。昔話は本によって少しずつ内容が違うので、そんなところを読み比べ楽しむのもいいですよね。
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3歳10ヶ月の娘のために2013年5月に図書館で借りた本。
娘はあまり内容が分かっていなかったようです。
4歳過ぎたらまた借りてみたいです。
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かの有名な「かちかちやま」。昔話もどんどん子どもたちに紹介してあげたいな、と気軽に手に取って4歳長男と読んでみたら…。
ビックリ!こんなお話だったのか。
「仇討ち」のお話。
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昔話は、残酷か?っていうテーマで
自分だったら、ひゃあ!ってな描写でも
子どもだったら、結構ヘーキらしい
その世界に入ってしまっているから
仕返しが酷な「かちかちやま」も
悪が完全消滅してしまうので、それは安心できる結末らしい
まあ、8さいまでぐらいなら大丈夫のようです
つらい時でも「正義は、勝つ」的な勇気を子どもは受け取って頑張れるようになるんですね
その他は、こんなお話↓
イギリスの昔話から「フォックス氏」「3びきのこぶた」
ホフマン「ラプンツェル」
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かちかちやまの絵本は数多ありますが
この絵本がダントツで好き
絵に力がある
おはなしも媚びてなくていい
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容赦のなさが大好きな話。
争いが始まると、どっちかが滅ぶまで止まないから、争いが始まる前に、別の道を探す必要があるよね。
これって、ヘイト感情からはじまる話なんだ。ヘイトから始まることだから、滅ぼすまで止まなかったのもあるだろうな。
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図書館。2歳息子はほぼ見ず。年中娘は途中「こわい」と。「やめる?」と途中で聞くも、「最後まで話して」と。以前皮膚科に通っていたとき、の待合室にあった永岡書店の日本昔ばなしアニメ絵本のかちかちやまを、何度も「読んで」と持ってきた。あのイメージでいたらしく、全く違う雰囲気の絵や、よりセンシティブな表現に、どこまで理解したかはわからないけれど、「こわい」という感情を抱いたようで。ばあじるは、ね・・・。たぬきがそれを爺様に食べさせたこと、爺様が、ばあさまくさいと言いながら食べたこと、衝撃。うさぎは、「正義」の名のもとに狸に報復する。第三者である、うさぎが。子どものころ、そこに小さな違和感を感じた。大人に近づくにつれ、この物語に限らず、ニュースを見たり普段の生活の中で「相手の気持ちを汲まなければ正しいと思っていても相手とわかり合うことはできないんじゃないかな」とか、「正義って、誰にとっての正義なの」とか、「正しいって何なの」…とか、色々考えるようになった。今読むと、子どものころとはまた違った感覚を覚える。娘は、何を感じたのか。ただ今は、何度も読むときじゃないなと感じた。