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スケールの大きな活動、考え方、かっこいい・・・アメリカとかイスラエルの秘密組織とかが登場したりしてドキドキします。
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「彼は出るか出ないか心配しているのに、ニーダーマンは巨大油田の噴出でリグが吹っ飛ぶのを心配しているのだ」p169
「なんと美しい声だ。生きていたかいがあった」p176
「坊や、こういう時は泣いてもいいんだよ。泣きなさい。心ゆくまで」p411
「そんなものは欲しい奴にやってくれ。オレのガラじゃない」p465
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1988年の作品。
小説の中での時代設定とは異なるが、この作品の書かれた時期がバブル期の勢いがある時期に書かれたものであり、バブル期の空気感満載の作風という所が改めて新鮮。
今ならば戦う主戦場は、オイルではなくITとか金融が主題になりそう。
中々楽しめました。
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本棚から引っ張り出しての再読。若い頃にワクワクしながら読んだのを思い出したし、今読んでも興奮する内容。何か行動を起こしたくなる。
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ノンフィクション・ノベルとはこれ如何に?
どうも作者が作家になる前に石油業界で長らく働いていたところから、結構事実に即してもいる小説ということでしょうか。
展開が早いし、敵味方がはっきりしているので、読みやすいし楽しい。
伏線もめっちゃわかりやすくて、全然隠れてないんだけど、それも良しとしよう。
ただ、主人公の佐伯を引き取って育ててくれた槙原が病に倒れたあとがいけない。
亡き妻との約束だからと、借金をしてまで娘に日舞を習わせ続けるのはまだいいとして、自分の余命がわずかであるのを知っていたにもかかわらず、なんの手立ても打たずに死んでいく槙原。
親としてありえなくない?
高校生の娘は、借金のかたとして置屋に売られるんだよ。
で、佐伯はいまが大変なときだから、自分のことは決して知らせてはいけないとだけ娘に言い続けた結果、佐伯は恩人が亡くなったことも知らずに10年ほども過ごしてしまう。
石油に関する、発掘やら売買の駆け引きやらがすごくリアルで面白かったのに、この槙原家のパートで俄然嘘くさく作り物めいてしまったのが残念。
プロットにちょっと難があるけれど、ストーリーは面白くて、2日かかるかと思われた本書を1日で読んでしまった。