紙の本
謎は身近なところに
2002/05/08 17:59
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投稿者：H.N - この投稿者のレビュー一覧を見る
名門中学の三年生が次々に殺された。息子は犯人の汚名を着せられて殺されたと信じる父親が、真犯人捜しに奔走する。手がかりの言葉、チョコレートゲームとはいったい何か？
ミステリの楽しみといえば謎ですが、仰々しいトリックがすべてというわけではありません。目の前にいる人間でも全く謎がないなどとは言い切れないでしょう。そう、自分の息子の学校での顔などは知っていそうで知らない謎といっていいのではないでしょうか？ そんな日常の中に潜む謎を合作者の二人が軽妙に描いています。
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交錯する特別な感情と嘘。
欲望と金と確率。
秘密とスリルと思春期。
昔の作品とは思えないほど、今読んでも違和感がないです
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読みやすくて良い。
チョコレートゲームがどういうゲームだったかわかったときは、少しびっくりしたけどがっかりした。
総合的には面白い話し。
岡嶋さんは誘●と競●が好きなんでしょうか
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形がわからないほど溶けていた謎が、形を少しずつ形成しながら固まっていく。的な。はい。でも、それは自然冷凍ではなく、人口的に冷やし形を成す。不器用な親子、突如学校で非行に走り出す子どもたち。そして、子どもたちの間で行われているチョコレートゲーム。初めて長編推理小説読んだけど、はまってまうな。これは。
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まさかまさかの展開です。
ただ、今日の世界にも、なんとなくあってもおかしくないんではないだろうかと…思っちゃいます。
ラストまで全く予想できませんでした。
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事件自体の謎もさることながら、親にとって理解不能な存在と化した中学生たちの行動を
解き明かすことが最大のポイントとなっているため、“息子を失った父親”という主人公の設定が
非常に効果的になり、あっと言う間に読み終える！
むちゃかっこ悪いけど、かっこよくなる父。父さんはかっこよくいて欲しいものです。
「遊びは本来、本物に近ければ近いほど面白いものなのだ」
リアルなゲームを楽しんでいるつもりで、遊びの範囲を越えた“現実”に
はまり込んでいることに気づかない中学生たちの危うさも、うまく描かれていると思います。
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1985年の作品にもかかわらず、古さを感じませんでした。
実際、今の時代でも起きそうな事件です。。。
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ゲームとリアルの境目がわからなくなっているのは、おはなしに出てくる子供たちだけではないのかもしれません。
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学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作―――――社会派サスペンスですね。自分の好きな他の岡島作品と比べると物足りないです。すいません。
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相変わらずさくさく読める。さくさく展開するのでいまいち中身がない。ないこともないのだが、あまりにも荒唐無稽。謎解きにしても、それまでがストレートすぎるので先の展開がみえみえ。テーマは重いのかもしれないが、どこまで読んでもお手軽なライトノベルでしかない。面白いとは思うが、長く脳裏に留まらない。ビミョーな後味の悪さだけが残った。
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作家の主人公には中学生の息子がいるが、最近学校へ行っていないらしく、話し合おうにも全くとりつくしまがない。そんな時、息子の同級生が殺害され、息子の部屋からは「チョコレートゲーム」という謎のメモが見つかる。
また１人同級生が殺害され、ついには息子までもが・・・いったい犯人は誰なのか、息子の周りで何が起こっていたのか？
息子を失った主人公は真実を解き明かせるのか・・・。
この話は、主人公がただの小説家というところがなかなか面白いと思いました。警察でも探偵でもない分専門的な捜査がなく、素人の発想で事件の真相に近づいていくので、推理小説とかが苦手な方も、読みやすいと思います。
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『学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。』
◆この岡嶋二人作品も裏切られることなく面白かった！ 小説にありがちな話だけど、内容は読み飽きた感なく読める。チョコレートゲームの真相がちょっと意外だった。こういう、やめられなくなってしまう心理って怖いよね。
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学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。
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面白いには面白いんだけれども､この設定はムリがある。人間ってこんなにアレな生物じゃぁないと信じてる。
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ある中学生の家庭に突然巻き起こった事件。それには学校でのいろいろな人間関係も絡んでいて……。
内容も面白いが、これが書かれた時代から２０年以上たっている今でも、同様な状況が考えられるほど、当時としては先進的な記載に驚きを隠せない。
