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紙の本
俳諧歳時記デス
2002/05/20 15:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ソウビ - この投稿者のレビュー一覧を見る
講談社学術文庫 なので、この値段には購入に覚悟がいりましたが、読んでみると「安すぎるのでは?」とすら思いました。俳句を作る人・俳句を研究する人はもちろんですが、教養を身につけたい人・俳句を鑑賞したい人にもぴったり!
まず季節ごとに分類され、そのなかで「田舎」「住居」「植物」などさらに細かく分類されています。そして、「蛍」など、ひとつの季語を1〜2ページにわたって詳しく解説。広辞苑なんて足元にも及ばない情報量です。語源なども分かって楽しい。そして例句も豊富です。昔の偉人から現代俳句まで。
これは、多いさといい重みといい、季語辞典です! 一生使えるまさに名作です!
紙の本
眠る前の十分間に読む本
2004/08/18 10:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tabineko - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ふぁ、もう寝よう」
ベッドに入ってからがこの本の出番。
現在の時季あたりを開きます。とりあえず栞をはさんでいるところからですね。半開きのまぶたで活字を追っかけます。
就眠儀式としてはいい感じ。ちょっと風雅でしょ?
日本の季節や風景がぎゅっと詰まっています。季語の解説と豊富な例句で夢うつつの空想旅行。
読んでいる間だけはいい風景の中で暮らしています。ちょっと季節の行事に参加してみたり。例句にけっこうこころゆさぶられたり。
開いたまま眠っていることもしばしば。安らかなもんです。
本として充実感があります。値段は高いがコストパフォーマンスはよいかと。
一巻本なのも便利です。夏のさなかにふと秋を味わいたくなることだってありますから。
俳句には詳しくないのでふつうの歳時記とどこか違うのかどうかよくわかりません。
解説によると編者にとって季語は日本人の生活とのあわいが曖昧な巨大な作品のようなものだとか。おもしろいですね。美意識に裏打ちされた人工のものだと。
花は一年中何かしらが咲いているのにたんに「花」と書いた場合は桜で春なのです。一種の虚構の美の体系として味わうものと。そして美の体系に組み込むためには無制限というわけではなくすばらしい句がひとつは必要であると。ふんふんなるほどなぁ。
まあ難しいことは横に置いといて、これが永久に繰り返し読んでいける本であることは間違いがありません。日本人にとってはこういう本が聖書のような位置づけになるのでしょう。
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