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安吾に入門してみたいという方には物語として綴られたこの短編集がわかりやすくてお薦めです。表題作からどうぞ。気にいったら,坂口安吾メーリングリストもよろしくね。http://www.angoml.com/
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表題作よりもむしろ抱き合わせの「夜長姫と耳男」が読みたくて買った一冊。
2人の過ごした年月の、絶望的な、でも身震いするほど情熱的な終わり方に、「安吾すげえ!」って思った覚えが。この2作、合体(?)させて劇にもなってるんだそうで。
安吾のほかの作品でおすすめなのは「アンゴウ」。短編だけど、すっごく素敵な話です。必見!
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日本文学界の誇るヘンな人、坂口安吾の「お話」作品集。
クオリティの高い「お話」が、うまい具合に収録されているので、是非どうぞ。
個人的には「青鬼の褌を洗う女」も収録してもらうと、さらに良かったと思うのですが、こちらは同じシリーズで「白痴」とともに文庫化されているので、もとからそういう計画だったのでしょう。
しかしまあ、装丁の関係なのでしょうが、このシリーズの本は、やけに高価です。ホント。
たけーよ・・・・・。
あ、「夜長姫と耳男」は、この本に収録されています。
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「毬谷 友子」が出演していた「夢の遊民社」が芝居にした元ネタ。
これからあれが出来るのもすごいが、やはりこれからあれが出来るのだろう。
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安吾先生。ある程度おっきくなってから受け入れられるようになった、文体。凶気のさくらとなぜか印象がかぶる。
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鬼才(なのか?)野田秀樹氏の演出でも有名な作品ですね。ポピュラーですが、安吾作品ではマイベスト。
あたしの桜恐怖症(マジ話)は、絶対このせいです。夜桜の下を通ると、ついつい振り返ってしまいます。恐怖と耽美。男と女。罪と罰。深いです。
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櫻の下に狂気が吹き荒れるっていうインスピレーションにしびれました。
桜の下に死体が埋まってるって書いたのは坂口安吾じゃないんだぜー!
モノは埋まってないんです。ただ観念が吹きすさぶんです。
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ついでに安吾も。「堕落論」が一番好きなのですが(恋愛論とかもよく引用していますが、私)有名なのはこれでしょうか。梶井の「桜の樹の下には」と一緒によく挙げられますね。このお話も大好きです。
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表題作について。美しい。美しいが恐ろしい。美しすぎて恐ろしい。あなたは桜の森の満開の下で、どのような情景を思い浮かべるだろうか。
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表題作は、愛憎、絶対的な美、孤独、狂気の潜む御伽噺です。何を寓意しているのか、は難しくてまだわかりませんが、とにかく強烈な衝撃を与えてくれる事だけは間違いないでしょう。
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坂口安吾を最初に目にした作品。伝奇っぽい感触もあるが多分純文学に分類しておけば間違いはないだろう。桜というのは無条件に賞賛されるものだと思っていたので、序文からいきなりああで目が覚めるような心地がした。だからこそ余計に桜が美しく感じるという、なんとも著者にいいようにされている感覚がいい。男も女もまったく透明な人々でないのに、ラストシーンでは二人ともがあまりに美しく見えてしまう締めくくりに、この人の幻想性はすごいなあと素直に賞賛した。
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安吾先生!
実は氏の作品はほとんど全集で読んでいるので、何が何やらわかんないのだけど、これには表題作の他に夜長姫と耳男も入っているらしいので。
究極の愛の物語。だと思っています。
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これといい、梶井基次郎の『桜の樹の下には』といい、何だか桜という花には、人を狂わせる魔の力があるようです。高校生の時に大好きだった作品。
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人は醜いものを知らないと、美しいものを感じることができないらしいです。美しいことがすばらしいのは、美しいと感じる心があるからだと。それを恐ろしく感じるのは、自分の中の美しいことに気がついたときです。
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短編集である。
タイトルにある「桜の森の満開の下」という話は、全く違う感性と趣向と性格を持った三人が森の中という孤立させられた場所において上下関係激しく暮らしている。彼らがどう関わり合いどう破綻していくのかが面白い。