紙の本
片山健さんの
2015/02/02 19:21
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投稿者:ポルカドット - この投稿者のレビュー一覧を見る
片山健さんの絵が素晴らしい。
紙の本
目の前に小麦ばたけが見えてきそう
2002/07/28 18:10
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハリネズミと、ノウサギと、カワネズミ、三匹連れだって、小麦ばたけを見にゆくお話です。
一面に広がる、かがやく小麦ばたけ。
かすかにそよいで、さやさやと美しい音楽をかなでます。
目の前に小麦ばたけが見えてきそう、さわさわと音楽が聞こえてきそうに、美しいです。
みんなの小麦ばたけのほめ方が、また半端ではなく、「そんなにすごいのか!」と思ってしまいます。
「お月さんのランプに お星さんのロウソク 夜ごとはるばる さまよう おいら」
ハリネズミが、楽しそうに口ずさむ鼻歌です。
道路沿いの自動車のライトの明るさみたいに目が痛くない、自然のランプ。とてもしずかでやさしい、自然に囲まれた空間が見えてきそう。
ただ、これだけ自然の美しさを描いているのに、小麦ばたけが歌い出す歌は、「ぼくらは グングングン。おいしいパンに なるために そだつよ ズンズンズン……」なのです。「みんなに たべてもらうんだ」とか歌います。
まあ、畑なのですから、当然刈りいれられて食べられる運命なのでしょうが、なんだかいっぺんに人間界に引き戻される感じがしました。
それにしても、絵はかわいいです。
くりくりの目といい、しぐさといい、表情豊かですてきです。
紙の本
一粒の中に
2016/11/25 13:19
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
麦芽を擬人化したジョン・バリコーンに生命力を感じた。麦は日本人にとっての米のように大切な命なのかもしれない。
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☆5歳〜
ハリネズミは歌を口ずさみながら上機嫌で麦の伸びるところを見に出かけました。
途中で野ウサギのジャックじいさんやカワネズミも加わり、3びきは麦畑にたどり着きました。
麦のさやさや揺れる音や穂と穂がこすれ合う音に耳を傾け、満足げに帰っていく3匹に、
うらやましさを感じます。
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たしか、小学生のときの教科書に載ってたんよ。
お話よりもむしろ(すみません)、
片山健さんの絵のすばらしさに惹かれてたなぁ。
去年買っちゃいましたv
あわい桃色ににじむ夕暮れや
かわいすぎるハリネズミ。
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お月さんのランプに
お星さんのロウソク
夜ごとはるばる
さまよう おいら
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5年生の時の
国語の教科書で読んだお話
目の前に広がる麦畑
風が吹くたびに 波のようにざわざわする音
美しい旋律を醸し出す動物たちが主人公のお話
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2012.5.4.fri 読了
【入手経路】
図書館。
なにかあたたかいものを感じたから。
【すき】
•せなかの針に夜風がさわやか
•青白い銀のシーツ
•お月さんのランプにお星のロウソク
夜ごとはるばるさまよう おいら
•むぎ畑と小川のひそひそささやく声
【感想】
車のライトを、金の目玉の怪物がゆくてにあるものをなんでもくうみたいと例えることや、ソラのランプがあるのに人間があかりをつけっぱなしにすることがわけがわからんと言わせていることでの動物視点の人間への客観がチクリとささる。
麦が一面にのびて風に靡いているのが歌ってるみたいっていう情景が美しい。
【メモ】
アスリン•アトリー
イギリスの古い農場育ち
夏のゆうべ
ハリネズミ
うた
自動車の光とスピード
のうさぎジャックじいさん
小川のカワネズミ
月夜のせいで飛び跳ねたくなる若いノウサギ
麦畑
小川
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「あたたかい、かぐわしい夏のゆうべ。空にはお月さま。星が二つ三つ。そのひかりに、丘のはらっぱは、いちめん青白い銀のシーツを広げたみたいでした。」アトリーの世界と矢川さんの日本語が美しい。音や匂いが伝わってくるような気持ちのいい絵本。月のきれいな夏の夜、ハリネズミとウサギとカワネズミが麦畑に散歩。ラストの麦畑のシーンがまた気持ちいい。「ムギのゆれるのをながめて、この音をきく。それだけでいいんだよ。」アトリーは日常、忘れている大切な気持ちや景色を思い出させてくれます。片山さんの絵も愛らしく、静けさと賑やかさが伝わってきます。ゆったりした時、何度でも読み返したい作品。幼稚園年長から。
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小学校の時の教科書にこのお話があったのをずっと忘れられずにいました。
読み聞かせCDみないなので聞いた「お月さんのランプに、お星さんのろうそく」の朗読や麦畑の絵に感動したことをよく覚えています。
そんな、印象の強い素敵な絵本。
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私自身田舎に住んでいることの素晴らしいことの一つに麦畑を種まきから収穫まで見ることのできる幸福があります。アトリーのこの絵本は動物たちの麦畑への思いが伝わってきます。
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知人が私に合うと教えてくれた。
見れば小5の国語の教科書に載っていた作品で、アトリー作だったのか!という発見も嬉しくて、図書館で借りた。
夏のゆうべ、ハリネズミ・ノウサギのジャックじいさん・カワネズミが、「ムギののびるとこ」をみにいくおはなし。
「お月さんのランプに
お星さんのロウソク
夜ごとはるばる
さまよう おいら」
いいなぁ!
かわいい!
夏の大気を感じる。
こんな話だったかな、この雰囲気なつかしいかも、などといい気持ちになってよんだ。
草むらの小道に、どきどき。
真珠のようなしずくに、うっとり。
そしてなんといっても、30ページ。
ひろいムギばたけの響きがきこえてきた。
文と絵の相乗効果が最大限発揮されている。
よめて幸せ。
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絵付きの短編童話、というところ。
かぐわしい夏の夕べのお話。
はじめて読むはずなのに、既視感がある。
お月さんのランプに
お星さんのロウソク
夜ごとはるばる
さまよう おいら
わたしも夏の月夜に、
麦の伸びるところを見に行きたい。
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創作絵本。
夏の夜、空にはお月様。ハリネズミが一匹で歩いて行くと、ノウサギのジャックじいさんとあう。ハリネズミが、ムギの伸びるところを見に行くというと、ジャックじいさんも一緒に行くことにする。それからまたカワネズミにあい、3匹で連れ立ってムギバタケへ行く。月明かりの下でムギがそよいでいるのを見ると、ムギが歌っているのが聞こえ、ムギも自分たちと同じで生きているということを感じる。そして3匹はまた見に来ることを約束して家へ帰って行く。
静かな口調で印象的な情景を語っている。徳治事件が起こることはなく、一夜の様子を描いている。文章は縦書きで漢字にルビが振ってある。荒いタッチの水彩画。見開きいっぱいに絵の描かれているページと、白地に部分的に挿絵のあるページとが有り、見開きのページは麦畑の様子をよく表わしている。
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うつくしい月夜に、ハリネズミがむぎばたけを見に行く。
麦のゆれるのをながめて、音を聴く。ウサギのジャックじいさんとカワネズミも連れ立って。
静かでうつくしい。心がシーンとする。
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月の麦畑を吹き渡る風を感じられる。片山健の挿絵が独特の上品な美しい話。アトリーの自然や動物への愛、憧憬。